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小説レーベル「APeS Novels(エイプス・ノベルズ)」創刊 ブラック・ジャック、恐怖新聞、エコエコアザラク、多動力を人気作家がノベライズ化!

小説レーベル「APeS Novels(エイプス・ノベルズ)」創刊

小説レーベル「APeS Novels(エイプス・ノベルズ)」創刊

誠文堂新光社と秋田書店、パルプライドの3社は、名だたる作品を世に送り出し、日本のマンガ黄金期を築き上げた『週刊少年チャンピオン』が2019年7月に創刊50周年を迎えることを記念し、7月16日に新たな小説レーベル「APeS Novels(エイプス・ノベルズ)」を始動します。

 

あの名作が人気作家によって蘇る!

レーベル第1弾作品は、手塚治虫さんの代表作『ブラック・ジャック』と、つのだじろうさんによるオカルトマンガの金字塔『恐怖新聞』をラインナップ。

瀬名秀明さんによる『小説 ブラック・ジャック』と、大石圭さんによる『小説 恐怖新聞』を7月16日に刊行します。

いずれも原作の登場人物などの設定はそのままに、ストーリーを現代に合わせて新たに書き下ろしたオリジナル作品となります。

 
◆『小説 ブラック・ジャック』

医療ロボットの目覚ましい進歩が語られるようになった昨今、遂に自律型AIを搭載した医療ロボットが開発された。その開発チームの医師の口から飛び出した言葉は、あたかもB・Jへの挑戦状だった――(第1話「B・J vs. AI」)。AI、iPS細胞、終末期医療など、現代医療のトピックスにブラック・ジャックがメスを入れる。

 
◆『小説 恐怖新聞』

生まれ故郷の新潟を離れ、都内の大学に通う女子大生・桜子。二年の春を迎え、ボーイフレンドの孝二郎と過ごすはじめてのゴールデン・ウィークを前に、浮き立つ気持ちを押さえられずにいた。しかし、その夜日付けが変わると共に、桜子が暮らす地上十一階の部屋の窓から、突然飛び込んできた「新聞」。そしてそこに書かれた孝二郎の事故死を報せる記事。慌ててかけた電話で、いつもと変わらぬ孝二郎の元気な声を聞けたが、まんじりともしないまま朝を迎えた桜子は、着の身着のままで孝二郎の家へ向かう。すでにアルバイト先に向かったあとだった彼を追う桜子を待っていたのは、悲しくも恐ろしい運命だった――。

 
◆8月は『エコエコアザラク』と『多動力』が登場!

2019年8月には、古賀新一さんの『エコエコアザラク』と堀江貴文さんの『多動力』のノベライズ作品も刊行予定。

『小説 エコエコアザラク』は、テレビでもおなじみのホラー作家・岩井志麻子さんが、『小説 多動力』は著者の堀江貴文さん自身がノベライズを手掛けます。

 
★APeS Novels ホームページ:http://www.seibundo-shinkosha.net/pickup/apesnovels/

 

APes Novels 著者陣 プロフィール

 
■『小説 ブラック・ジャック』:瀬名 秀明(せな・ひであき)さん

1968年生まれ。静岡県出身、仙台市在住。東北大学大学院薬学研究科(博士課程)修了。薬学博士。

1995年に『パラサイト・イヴ』で第2回日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。1998年には『BRAIN VALLEY』で第19回日本SF大賞を受賞。SF、ホラー、ミステリーなどさまざまなジャンルの小説作品に加え、科学・ノンフィクション・文芸評論など多岐にわたる執筆活動を行っている。

2011年に藤子・F・不二雄作品のノベライズとなる『小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団』を手がけ、大きな反響を集めた。

ほかの著書に『大空のドロテ』(双葉社)、『月と太陽』(講談社)、『夜の光彩』(出版芸術社)、『新生』(河出書房新社)、『この青い空で君をつつもう』(双葉社)などが、また近著に『魔法を召し上がれ』(講談社)がある。

 
■『小説 恐怖新聞』:大石圭(おおいし・けい)さん

1961年生まれ。東京都出身。法政大学文学部卒業後、企業勤務を経て1993年に『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文藝賞佳作を受賞、同作で翌年デビュー。

以降、『アンダー・ユア・ベッド』『湘南人肉医』『檻の中の少女』『甘い鞭』など数々の作品を発表。エンタテインメント性の高い作品は数多くの映像化も行われ、2019年春にも『殺人鬼を飼う女』が公開、続いて『アンダー・ユア・ベッド』の公開も控えている。また『呪怨』シリーズなど、映画作品のノベライズも好評を博している。

近著に『モニター越しの飼育』(角川ホラー文庫)、『奴隷商人サラサ ~生き人形が見た夢~』(光文社文庫)など。

 
■『小説 エコエコアザラク』:岩井志麻子(いわい・しまこ)さん

1964年生まれ。岡山県出身。高校在学中の1982年に、第3回小説ジュニア短編小説新人賞に佳作入賞。少女小説家を経て、1999年『ぼっけえ、きょうてえ』が第6回日本ホラー小説大賞を受賞。同作で2000年に第13回山本周五郎賞受賞。また2002年には『岡山女』で第124回直木賞候補となる。

小説・エッセイなど精力的な執筆活動と並行して、タレントとしての活動も展開し、多数の情報番組などでコメンテーターを務めるほか、女優としてドラマや映画への出演も果たしている。

ほかの著書に『現代百物語』シリーズ(角川ホラー文庫)、『嘘と人形』(太田出版)、『シマコの週刊!?宝石』(光文社文庫)、『「魔性の女」に美女はいない』(小学館新書)などがある。

 
■『小説 多動力』:堀江貴文(ほりえ・たかふみ)さん

1972年生まれ。福岡県出身。実業家。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。

現在は自身が手掛けるロケットエンジン開発を中心に、スマホアプリのプロデュースを手掛けるなど幅広い活躍をみせる。

主な著作に『多動力』(幻冬舎)、『僕たちはもう働かなくていい』(小学館新書)、『10年後の仕事図鑑』(共著・落合陽一さん/SBクリエイティブ)などがある。

 

小説 ブラック・ジャック (APeS Novels)
手塚 治虫(原著) (著), 瀬名 秀明 (著)

「マンガの神様」としていまなお絶大な支持を集める手塚治虫氏。
折しも生誕90周年を迎えている氏の数ある名作の中でも、ひときわ光り輝き、後の医療マンガはもちろん、実際の医療従事者にも大きな影響を与え続けている名作『ブラック・ジャック』が、同作品の熱烈なファンでもある瀬名秀明氏の筆により、小説として現代に蘇ります!!
「現代にもしブラック・ジャックがいたら……」誰もが思い描いたことのあるそんなファンタジーを、小説家としての想像力、研究者としての分析力、ファンとしての圧倒的な知識と情熱で瀬名氏が現実のものとします。

「医療ロボット」「iPS細胞」「終末期医療」などの現代医療、さらにはそれを飛び越え近未来をも予感させるテーマで描かれる、ブラック・ジャックの活躍。
そして、それぞれの事情を抱えた患者たち・医師たちと、無免許の天才外科医の邂逅が紡ぎ出すヒューマンドラマ。
もちろんピノコやドクター・キリコといった作品キャラクターは言うに及ばず、思わぬ手塚キャラたちとも再会できる1冊となっています。
誰もが読みたかった、誰もがもう読めないと思っていた、懐かしく新しい『ブラック・ジャック』がここにあります!

小説 恐怖新聞 (APeS Novels)
つのだじろう(原著) (著), 大石 圭 (著)

「平成」の時代、日本では数多くのホラー映画が制作され、「Jホラー」と呼ばれたそれらは大きなブームを巻き起こしました。
そのさらに20年以上前、「昭和」の時代にもUFOや超能力、そして心霊現象など、やはり人々の「不可解なものへの畏怖」を刺激するエンタテインメント、「オカルトブーム」がありました。
その、2度の「恐怖」ブームのどちらにも深く関わりを持つ作品が、つのだじろう氏の傑作オカルトホラーコミック『恐怖新聞』です。
「オカルトブーム」ではその中核を成すコミック作品として人気を博し、「Jホラーブーム」では原案・原作として『予言』のタイトルで映画が制作されました。

そして始まったこの「令和」の時代に、『恐怖新聞』が小説として新たな命を吹き込まれます。
執筆には、流麗な文体でグロテスクな恐怖を描く数々のホラー小説で人気を博す大石圭氏を迎え、死を予言する異様な新聞に、不運にも魅入られてしまった美しき女子大生の体験する恐怖として、再構築された『恐怖新聞』の世界。
新しい時代の最初の「恐怖」を、あなたにお届けいたします。

小説 エコエコアザラク (APeS Novels)
岩井志麻子 (著)

「エコエコアザラク、エコエコザメラク……」どこからともなく聞こえてくる妖しい呪文と共に黒井ミサが帰って来た!!
70年代のオカルトブームの中でも、「黒魔術」を操る美少女主人公が異彩を放ったホラーコミック『エコエコアザラク』が、自身も作品の大ファンだったと語る岩井志麻子氏により小説として現代に蘇ります!!

あるときは災いの象徴として、またあるときは自分に害を為した者への復讐劇として描かれることの多かった黒井ミサとその物語。
悪霊の力を借りて執行される呪術という神秘的なイメージと相まって、昏い魅力に溢れた『エコエコアザラク』のイメージはそのままに、情念を描いた作品で人気を集める岩井氏の筆によって、人々を惑わせる「運命の女」黒井ミサへと昇華され、あたかも幻想文学をも想起させる作品となっています。
黒井ミサの存在に翻弄され、愚かな者たちがさまよい続ける出口のない迷宮へ、あなたも足を踏み入れて見ませんか……?

小説 多動力: 好きなことだけやりきったら、ロケットだって宇宙へ飛ぶはず! (APeS Novels)
堀江 貴文 (著)

実業家でありながらタレント、著作家とさまざまな活躍を見せる堀江貴文氏が、近年流行の「異世界ファンタジー小説」に着目し、ホリエモン流異世界小説を上梓!!

もちろん「転生したらすべてがリセット、努力する必要もなくチートを与えられ、世界を救って一躍英雄に!」なんて甘い考えは通用しない!
転生した先も現実社会と同様の社会構造が待っていたら、あなたはどうする!?
そんな辛口異世界ファンタジーに、堀江氏が用意した答えこそ「多動力」!

異世界に行っても「タテの壁」がはびこるなら、自力でブレイクスルーする知恵と越えていく軽やかさこそが大切――
そんな堀江氏のメッセージが籠められたエンタテインメント作品に仕上がっています!
ロケット開発、AI、IoT、FAANGなど、いま堀江氏が興味を持つあらゆる要素を詰め込んだ、ホリエモン流の異世界をお楽しみください!!

 
【関連】
APeS Novels 特設サイト|誠文堂新光社

 


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