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「本の紹介」に関する記事

まさか、全戯曲完訳の長い旅に出るなんて――翻訳家・松岡和子さん初の評伝『逃げても、逃げても』が刊行

翻訳家・松岡和子さん初の評伝、草生亜紀子さん著『逃げても、逃げてもシェイクスピア 翻訳家・松岡和子の仕事』が新潮社より刊行されました。   坪内逍遥、小田島雄志に続く全作品翻訳を成し遂げた翻訳家の仕事と人生はこんなにも密接につながっていた――。 結婚、出産、働きながらの育児、そして義母の介護をこなしながら、28年かけてシェイクスピアの全作品に新たな命を吹き込んだ松岡和子さん。その人生と仕 […]


「絵本のつなぎて」ふわはねさん旅ガイド本『えほんとりっぷ 全国絵本屋さんめぐり130軒』が刊行

「絵本のつなぎて」として長年活動を続けてきた、人気絵本講師ふわはねさん初の著書『えほんとりっぷ 全国絵本屋さんめぐり130軒』(装画・イラスト:布川愛子さん)が世界文化社より刊行されました。   22都道府県を巡る旅 ―― 一生の友となる絵本、会いたい人に会いに行こう! ページをめくれば、心に寄り添い、一冊の中で旅をさせてくれる本。その本との出会いの場を作ってくれる書店は、10年前から3 […]


生死を賭けた選考に挑む「就活生」たちの悲劇! 佐川恭一さん『就活闘争 20XX』が刊行

『シン・サークルクラッシャー麻紀』などで知られる佐川恭一さんが、今なお多くの若者たちが苦しめられている「就活」がさらに激化した未来を舞台に、デスゲームに身を投じていく就活生の悲哀を描いた『就活闘争 20XX』が太田出版より刊行されました。装画はサイトウユウスケさんが担当。   こんな地獄を乗り越えないと就職できない世の中、間違ってないか――? 京都大学に通う主人公・太田亮介は、巨大企業「 […]


「ルポ川崎」磯部涼さん〈悪意が増殖する時代〉を描き出す『令和元年のテロリズム』が刊行

『ルポ川崎』で知られる磯部涼さんの『令和元年のテロリズム』(写真:山谷佑介さん)が、安倍晋三元首相の殺傷現場を追加取材のうえ文庫化され、新潮文庫より刊行されました。   新時代の幕開けに立て続けに起こった事件から浮かび上がってくる現代日本の風景とは 『令和元年のテロリズム』は、令和という輝かしい新時代の幕開けから時をおかず発生した殺人事件の現場を取材し、引きこもりや8050問題、「就職氷 […]


飛鳥新社がライト文芸の新レーベル「with stories」を創刊! 能登半島地震復興に1%支援、開始

『変な家』などの版元である飛鳥新社は、ライト文芸の新レーベル「with stories」を創刊し、第1弾として文月蒼さん著『水槽世界』と高橋びすいさん著『ハジマリノウタ。』の2冊を刊行しました。   『水槽世界』は、対人関係が苦手な主人公が自身の特殊な能力に翻弄されながらも成長してゆく青春ファンタジー。不器用な恋心が胸を打つラブストーリーです。東京中野物語2022文学賞の最終候補に選ばれ […]


完売した『CREA』台湾特集号がムック化

文藝春秋は、『CREA』2024年春号「行かなくちゃ、台湾」をムック化した『CREA Due 愛しの台湾』を刊行しました。   完売した『CREA』台湾特集号が早くもムック化 『CREA』は1989年の創刊以来、好奇心旺盛な女性たちをターゲットに、ワンテーママ ガジンとして刊行を続けてきました。今年3月7日に発売された2024年春号「行かなくちゃ、台湾」は、発売3週間を待たずに完売を記録 […]


いま、ニュースに求められるものは何か? 世界的ベストセラー『ジャーナリストの条件 時代を超える10の原則』が刊行

アメリカで20万部以上売れ、25を超える言語に翻訳された世界的ベストセラー、ビル・コバッチさん&トム・ローゼンスティールさん著『ジャーナリストの条件 時代を超える10の原則』(訳:澤康臣さん)が新潮社より刊行されました。 インターネットやSNS上にデマや誤情報が氾濫し、権力者が都合の悪い情報を「フェイクニュース」と批判する時代に、私たちはどうやって情報を見極め、事実に辿り着けばいいのか。そして自ら […]


コリーン・フーヴァー〈愛と許し〉の物語『リマインダーズ・オブ・ヒム あなたの遺したもの』が刊行

400万部超え、2022年全米で最も売れた恋愛小説『イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる』や衝撃サスペンス『ヴェリティ/真実』などの、世界的ベストセラー作家・コリーン・フーヴァーさんによる〈愛と許しの物語〉『リマインダーズ・オブ・ヒム あなたの遺したもの』(訳:相山夏奏さん)が二見書房より刊行されました。   悲痛でありながらも希望に満ちた物語『リマインダーズ・オブ・ヒム あ […]


池井戸潤さん初の上下巻組単行本『俺たちの箱根駅伝』が刊行

池井戸潤さんが「東京箱根間往復大学駅伝競走」(通称:箱根駅伝)を舞台に、一握りの勝者になれなかったときの立ち振る舞い、青春の存在意義を問う長編小説『俺たちの箱根駅伝』上下巻が文藝春秋より刊行されました。   『週刊文春』掲載時から話題沸騰の長編がいよいよ書籍化 池井戸潤さんが描く最新作の舞台は、「東京箱根間往復大学駅伝競走」(通称・箱根駅伝)。勝利を目指してひた走る、青春の群像劇です。時 […]


謎の病との闘いを追った幻のノンフィクション『死の貝』が文庫化

謎の病との闘いを追った幻のノンフィクション、小林照幸さん著『死の貝』が文庫化され、新潮文庫より刊行されました。   謎の病と闘った人たち 山梨県の甲府盆地や広島県の片山地方、福岡県と佐賀県の筑後川流域では、腹に水がたまって妊婦のように膨らみ、やがて動けなくなって死に至る「謎の病」が存在していました。原因や治療法もわからず、現地では多くの人たちが恐怖し、そして苦しんできました。 &nbsp […]