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【国際アンデルセン賞】角野栄子さんさんが作家賞を受賞

『魔女の宅急便』などで知られる角野栄子さんが3月26日、「児童文学のノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞の作家賞を受賞しました。

 

角野栄子さんが日本人3人目の作家賞を受賞! 画家賞と合わせて5人目

イタリアで開催中のボローニャブックフェア会場にて3月26日、国際児童図書評議会 (IBBY) の記者会見が行われ、2018年の国際アンデルセン賞・作家賞に角野栄子さんが選ばれたと発表しました。

 
角野栄子さんは、1935年東京都生まれ。2年間のブラジル滞在の体験を基に書いたノンフィクション作品『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で1970年にデビュー。代表作『魔女の宅急便』で1985年に野間児童文芸賞と小学館文学賞を受賞。同作は宮崎駿監督によってアニメ映画化されました。2000年に紫綬褒章、2014年に旭日小綬章を受章。

授与式は、8月30日にギリシャのアテネで開催される「第36回IBBY世界大会」で行われます。

 
なお、日本人の受賞は、作家賞では、まど・みちおさん(1994年)、上橋菜穂子さん(2014年)に続き3人目。画家賞の赤羽末吉さん(1980年)、安野光雅さん(1984年)を含めると5人目となります。

 

国際アンデルセン賞について

国際アンデルセン賞は、国際児童図書評議会(IBBY=本部:スイス)が1956年に創設した国際児童文学賞です。賞の名称は児童文学者のハンス・クリスチャン・アンデルセンにちなんでいます。

永続的に子どもの本に貢献した、現存する作家および画家の全業績を対象とします。選考は隔年で行われ、IBBY各国支部より推薦された候補者の中から、国際選考委員会によって受賞者が選ばれます。

 

魔女の宅急便 (福音館文庫 物語)
ひとり立ちした魔女の子キキが、新しい町ではじめた商売は? 相棒の黒猫ジジと喜び悲しみを共にしながら、町の人たちに受け入れられるようになるまでの一年をさわやかに描いた物語。

 
【関連】
2018 HCAA Winners: IBBY official website(英語版)
海外ニュース|JBYY(一般社団法人日本国際児童図書評議会)
 


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