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〈シグマフォース〉著者ジェームズ・ロリンズさん〈ムーンフォール・サーガ 1〉『星なき王冠』が刊行

全米で2022年1月にTor Books社から発売されたジェームズ・ロリンズ(James Rollins)さんの「The Starless Crown(Moonfall 1)」の翻訳版『〈ムーンフォール・サーガ 1〉星なき王冠(クラウン) 』上・下巻が竹書房より刊行されました。

 

世界的ベストセラー・シリーズ〈シグマフォース〉の著者が手がける大型ファンタジー・シリーズ、遂に日本上陸!

マイケル・クライトンとダン・ブラウンを粒子加速器に入れて混ぜ合わせると、できあがるのがジェームズ・ロリンズだ。
――ニューヨーク・タイムズ紙

「読者を引きつけて離さない魅力があり、想像力を刺激する――ページをめくる手が止まらない。
壮大な世界設定、これまでにない魔法体系、多彩な登場人物を備えた叙事詩的ファンタジーが好きな人ならば、私と同じようにこの本を楽しめるだろう」
―― ミステリー&サスペンス・マガジン

「信じられないようで信憑性のある魔法と危険の世界は、恐ろしいと同時に美しく、残酷であると同時に優しさに満ちている。
ジャンルを超えたストーリーテラーの達人ジェームズは、『星なき王冠』でその本領を発揮している」
――R.A. サルバトーレ[作家]

 
【あらすじ】

灼熱の世界と氷の世界――
人が住めるのはその2つの世界の境界線のみ。
破滅の迫る中、世界を救うための危険な旅が始まる――。

自転が止まった惑星〈アース〉では、常に太陽の光を浴びる灼熱の世界と永遠の夜が続く氷の世界に二分され、人間はアースを環状に取り巻くその狭間の「クラウン」という地域で暮らしている。

ハレンディ王国のブレイク修道院学校で学ぶ盲目の少女ニックスは、ある事件をきっかけに目が見えるようになり、同時に不思議な力を手にする。

その力が彼女に見せたのは「ムーンフォール」――月の落下によるアースの破滅という未来。

隣国との戦争を控えた王国では、ニックスの予言を巡って国王や側近の思惑がうごめき、軍を派遣して彼女を宮殿に連れてくることに決まる。

そんなある日、ニックスは修道院学校に迫る危機を予知する。
自らの新たな能力に戸惑いつつ、ニックスは学校と町を脅威から救おうと試みる。

 

作者ジェームズ・ロリンズさんからのコメント

構想に10年、執筆に数年、そして読者の皆さんに長らく辛抱していただいた末に、『星なき王冠(クラウン)』がようやく出版できました。
この壮大な物語を誇りに思うとともに、それが皆さんの手元に届くと考えると胸が高鳴る。
先行して届いた批評はありがたいものばかりだが、私が最も気にかけているのは皆さんの感想だ。
このシリーズの誕生に関して、科学スリラーの作者がどんな経緯で叙事詩的なファンタジーの執筆に手を出したのか?
この物語は私のルーツへの回帰に当たる。
創作活動を始めてまだ間もない頃、私のジェームズ・ロリンズとしてスリラーを書く一方で、ジェームズ・クレメンスの名前でファンタジー作品も書いていた。
『星なき王冠』はこの2つの人格を融合させたもので、ジャンルにまたがる「科学ファンタジー」とでも呼ぶべき作品だ。
これは自転が止まった惑星の物語で、星の片側は常に太陽の光を浴びる灼熱の世界、もう片方の側は永遠の暗闇に閉ざされた氷の世界。
生命を維持できる環境はその2つの世界の境界線――星を帯状に取り巻く「クラウン(王冠)」と呼ばれる細長い地域に限られている。
この不思議で厳しい世界を舞台にすることで、そんな荒涼とした地に生息する奇妙な生き物や、そこで暮らす人々を描くことができた。
本書の中には自然界を描いた絵やスケッチも収録されているので、まるではるか昔に失われた研究者の調査日誌を読んでいるかのような気分が味わえる。
また、科学に根差した魔法や、遺伝学および生物学から生まれた予言も含まれている。
だが、突き詰めるとこれは孤児の少女の物語で、生まれながらにほぼ視力を失っていた彼女が、毒による高熱にうなされている時、月が自分たちの星に落下し、すべてを滅ぼす夢を見る。
しかし、戦争の足音が忍び寄りつつある世界では、誰も破滅の前兆の話など聞きたいとは思わない。
彼女の予言が現実のものになるのか――より重要なのh、どうすればそれを阻止できるのか――それを突き止めるのは彼女とその仲間たちの手に委ねられる。
さあ、『星なき王冠』にようこそ。
私と一緒に皆さんも新しい世界への第一歩を踏み出してくれることを願う。

 

 

著者プロフィール

ジェームズ・ロリンズ(James Rollins)さんは、1961年生まれ、イリノイ州出身。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。以後、『ナチの亡霊』『ウイルスの暗躍』などを経て、2023年にアメリカで刊行された最新作 “Tides of Fire” に至るまで、シリーズは十六作(『ウバールの悪魔』も含めると十七作)を数える。

本作は新たに立ち上げたファンタジー系の「ムーンフォール・シリーズ」の第一作で、アメリカではすでに二作目の “The Cradle of Ice”も刊行されている。

ほかに「シグマフォース・シリーズ」から派生した、元兵士のタッカー・ウェインと軍用犬ケインを主人公とする「タッカー&ケイン・シリーズ」(グランド・ブラックウッドさんとの共著)として『黙示録の種子』と『チューリングの遺産』を、少年少女向けの冒険シリーズとして『ジェイク・ランサムとどくろ王の影』を執筆している。

★公式サイト:http://www.jamesrollins.com
★作品特設サイト:https://takeshobo.co.jp/sp/the_starless_crown/

 

星なき王冠(クラウン) (上) (竹書房文庫)
ジェームズ・ロリンズ (著), 桑田 健 (翻訳)

構想十年――〈シグマフォース〉のジェームズ・ロリンズによる大型ファンタジー・シリーズ、遂に日本上陸!

自転が止まった惑星〈アース〉――片側は灼熱の世界、もう片側は暗闇に閉ざされた氷の世界。
生命を維持できる環境はその2つの世界の境界線――星を帯状に取り巻く「クラウン(王冠)」と呼ばれる細長い地域のみ。
そんなクラウンに暮らす盲目の少女が、月が落下して世界が滅ぶ夢を見る。
しかし、戦争の足音が忍び寄りつつある世界では、誰も破滅の前兆の話など聞きたいとは思わない。
彼女の予言が現実のものになるのか――より重要なのは、どうすれば破滅を阻止できるのか……
それを突き止めるのは彼女とその仲間たちの手に委ねられる。

星なき王冠(クラウン) (下) (竹書房文庫)
ジェームズ・ロリンズ (著), 桑田 健 (翻訳)

刻一刻と近づく破滅の時
死刑宣告を受けた預言者少女と不思議な縁で集った仲間たち
はるか遠い過去の秘密をあばき、そして自分たちの世界を救うために、仲間たちは危険な旅路に乗り出す――

〈シグマフォース〉を超える異世界ファンタジー・シリーズ開幕!

〈あらすじ〉
家族と離れ離れになったニックスのもとに、修道院学校の友人、国王の次男の王子、錬金術師、誓いを破った騎士、海賊、謎のブロンズ像を連れたこそ泥といった人たちが集まる。寄せ集めの仲間たちともに、彼女は王国軍の追っ手を逃れて危険な生き物が生息する奥地をさまよう。一方、国王の側近の中にはブロンズ像を執拗に追う一派もいた。また、国王の長男で次期国王の座が約束されているマイキエン王子も、ある目論見を抱いていた。破壊の爪痕を残しながら迫りくる王国軍の巨大な戦闘艦に追われ、ニックスたちは禁断の地に足を踏み入れる。そこで明らかになった驚くべき秘密とは? ニックスたちはアースを月の落下という破滅から救えるのか? 壮大なスケールの物語がここに幕を開ける。

 
【関連】
〈ムーンフォール・サーガ1〉星なき王冠〈クラウン〉上・下

 


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