『ツァラトゥストラ』は元気が出る本!ドイツ文学者・丘沢静也さんが「ニーチェは『ツァラトゥストラ』で何を言いたかったか」を配信
音声教養メディアVOOXは、ドイツ文学者・丘沢静也さんが語る「ニーチェは『ツァラトゥストラ』で何を言いたかったか」を2024年1月5日より配信開始しました。
元気が出る本!ドイツ文学者・丘沢静也さん「ニーチェは『ツァラトゥストラ』で何を言いたかったか」を音声教養メディアVOOXにて配信開始!
ニーチェの代表作にして永遠の問題作『ツァラトゥストラ』は、とっつきにくいものです。「神の死」はともかく、「永遠回帰」や「超人」などは今ひとつピンときません。
しかし、「精神」よりも「からだ」に目を向け、「体系」や「要約」は棚に上げて、じっくり「つまみ食い」する本だと言われたら、どうでしょうか。実は『ツァラトゥストラ』は難解な本ではなく、元気が出る本なのです。『ツァラトゥストラ』を忠実に、明るく軽やかに翻訳したドイツ文学者の丘沢静也さんが、その魅力を存分に語ります。
本編では、
「太宰治も手元においたニーチェ哲学」
「ツァラトゥストラの中にある日常生活への深い示唆」
「神は死んだとはどういうことか?」
「ニーチェとワーグナーの関係」
「無意識という大陸を発見したフロイト」
「ニーチェは自分のことを心理学者と認識していた」
「ウィトゲンシュタインの考え」
「人間という病気」
「身体が弱かったニーチェ」
「太宰治とカフカの共通点」
「超人に対立する現代人」
「大事なのは、空元気」
…など、個性的なニーチェ自身やニーチェの思想が軽やかに語られます。
ニーチェの思想と日常生活がブリッジングされることで、「ニーチェについてもっと知りたい」「日々を誠実に生きたい」と、前向きな気持ちになれます。
<「ニーチェは『ツァラトゥストラ』で何を言いたかったか」全6話60min>
第1話 「これが、生きるってことだったのか。よし!じゃあ、もう一度」<永遠回帰>
第2話 からだは大きな理性、精神は小さな理性
第3話 「神は死んだ」<価値の価値転換>
第4話 晴れやかなニーチェ<笑いとダンス>
第5話 超人、またはパースペクティブの転換
第6話. ニーチェと現代の畜群問題
丘沢静也(おかざわ・しずや)さん プロフィール
ドイツ文学者。1947年生まれ。著書に『マンネリズムのすすめ』『恋愛の授業』など。訳書にニーチェ『ツァラトゥストラ』、マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』、カフカ『変身/掟の前で』、ケストナー『飛ぶ教室』、ヴィトゲンシュタイン『論理哲学論考』『哲学探究』、エンデ『鏡のなかの鏡』、エンツェンスベルガー『数の悪魔』など。
VOOXとは
VOOXは、学びに特化した音声メディアです。1話10分、6話完結のコンテンツ構成で第一人者たちの実践知と人々を鼓舞する生の声を届けます。
現在700話以上のコンテンツを配信しており、定期的に新しいコンテンツを更新中です。新規シリーズは、公開から2週間は、どなたも無料で楽しめます。
★VOOXアプリのダウンロードはこちらから:https://www.voox.me/
ツァラトゥストラ〈上〉 (光文社古典新訳文庫) フリードリヒ ニーチェ (著), Friedrich Nietzsche (原名), 丘沢 静也 (翻訳) 「人類への最大の贈り物」「ドイツ語で書かれた最も深い作品」とニーチェが自負する永遠の問題作。神は死んだ?超人とは?…。キリスト教の道徳を激しく批判し、おごそかさや重さをせせら笑い、歌い、踊る。これまでのイメージを覆す、まったく新しいツァラトゥストラの誕生。 |
ツァラトゥストラ〈下〉 (光文社古典新訳文庫) フリードリヒ ニーチェ (著), Friedrich Nietzsche (原名), 丘沢 静也 (翻訳) 「これが、生きるってことだったのか?じゃ、もう一度!」。大胆で繊細。深く屈折しているがシンプル。ニーチェの代理人、ツァラトゥストラが、言葉を蒔きながら旅をする。「ツァラトゥストラはこう言って、洞穴をあとにした。暗い山から出てきた朝日のように、光と熱と力がみなぎっていた」。 |
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