本のページ

SINCE 1991

東京創元社が「創元ホラー長編賞」を創設 最終選考委員に澤村伊智さんと東雅夫さん

東京創元社が「創元ホラー長編賞」を創設

東京創元社が「創元ホラー長編賞」を創設

東京創元社では、21世紀の日本で読まれるにふさわしい傑作を求め、創元ホラー長編賞を創設します。最終選考委員を澤村伊智さんと東雅夫さんが務め、受賞作は東京創元社より単行本にて刊行されます。

 

未知の恐怖を追求し、想像力の限界に挑戦する原稿を求む!

 
<創元ホラー長編賞 応募規定>

■最終選考委員:澤村伊智さん、東雅夫さん、東京創元社編集部担当者

■締切:令和5年(2023年)4月30日[消印有効]

■募集要項
◎未発表の長編小説(および連作短編)に限ります。手書き原稿は不可します。
◎規定枚数:1ページ40字×40行で印字したワープロ原稿の場合は90~162.5枚(400字詰原稿用紙換算で360~650枚)を東京創元社「創元ホラー長編賞係」まで発払にて送付するか、もしくはそのテキストデータを特設ページ内にある応募フォームからお送り下さい。
◎800字以内のシノプシスをつけてください。
◎受賞作は東京創元社より刊行します。正賞は懐中時計、賞金は印税全額です。
◎受賞作および活字化された応募作の著作権、および二次的利用(映像化その他)に関する権利は、著者に帰属します。
◎受賞作の電子出版に関する優先権は東京創元社に帰属します。受賞作の映像化等の二次使用に関する処理は、同社に委託するものとします。

★詳細:https://special.tsogen.co.jp/sogenhorror

 

選考委員より投稿される皆さんへ

澤村伊智さん(写真:合田好宏)

澤村伊智さん(写真:合田好宏)

■澤村伊智さん(作家)

軽い気持ちで書いた原稿を、締切の近い新人賞に送ったら、本になりシリーズになり映画になりました。私の実体験です。ありがたいことに今も多くの方に読んでいただいています。
創作者の姿勢とは無関係に、創作物が人を動かすことはままあります。命を削って書くのも結構ですが、軽い気持ちも大歓迎です。ご応募お待ちしています。

東雅夫さん

東雅夫さん

■東雅夫さん(評論家・アンソロジスト)

新人賞の大切さを、私に教えてくれたのは、中井英夫さんだった。
したたかに酔っ払ったあげくの放談の数々……その端々に「でもね、幻想文学に志す若い仲間、未来の面々がいなくなったら、そのときは本当に終わりだよ……」。目に、光るものを浮かべながら、確かにそうおっしゃったことを、今に忘れない。
その中井さんと晩年の澁澤龍彦さんを選者に迎えた「幻想文学新人賞」、皆川博子さんや赤江瀑さんが加わった「ムー伝奇ノベル大賞」、京極夏彦さんや岩井志麻子さんたちと御一緒した『幽』怪談文学賞……思えば、この業界に関わってこのかた、怪奇幻想文学をめぐる様々な文学賞に関与してきた。
今ここに呱々の声をあげる「創元ホラー長編賞」からも、老舗・東京創元社の名にふさわしい名作佳品が誕生するだろうことを、私は願ってやまない。お手本ならば、すぐそこに……私の隣に居るではないか! 澤村伊智という名の、花も実もある優れたお手本が!

 
■東京創元社 編集部

東京創元社では1963年に限定版として刊行されたエドガー・アラン・ポオ全集、H・P・ラヴクラフト全集ほか各種アンソロジーなど、洋の東西を問わず怪奇幻想の書を世に送り出してきました。そして今、21世紀の日本で読まれるにふさわしい傑作を求め、一回限りではありますが、長編ホラー小説を公募します。未知の恐怖を追求し、想像力の限界に挑戦する原稿をお待ちしております。

 
【関連】
創元ホラー長編賞 – 東京創元社 特設サイト

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です