森絵都さん『カザアナ』が文庫化 期間限定で試し読み&著者エッセイ&伊坂幸太郎さんエッセイ「『カザアナ』が面白すぎる」も公開

森絵都さん著『カザアナ』
朝日新聞出版は、作家・森絵都さんによる、作家生活30年目の想像力が大爆発した長編小説『カザアナ』を文庫化し、朝日文庫より刊行しました。
時空を越えて広がる物語世界『カザアナ』が文庫化
『カラフル』『みかづき』など人気作を発表し続け、最近はYOASOBIとのコラボでも話題の森絵都さんによる長編小説『カザアナ』――。
少しだけ息苦しい日本社会で元気にたくましく暮らす女子中学生・入谷里宇が、どこか不思議な力を持つ庭師“カザアナ”と出会い、入谷ファミリーとカザアナたちが周りの人を少しずつ笑顔にしていくと、やがてその波は徐々に広がり……、というストーリーで、エネルギーと楽しさに満ちあふれた小説になっています。森さんの卓抜したのびのびした想像力と、磨き抜かれた描写力、筆力が融合した、作家生活30周年超の集大成とも言える、渾身の一冊です。
平安時代も時折現れながら少し先の日本を舞台に、家族や異能の庭師たちがいきいきと描かれる本作のとびきりユニークな世界観や物語の種について、森さん自身が綴った貴重なエッセイも朝日新聞出版公式note「さんぽ」で公開中です。
★作家・森絵都さんの想像力が大爆発した傑作『カザアナ』 本作に込めた思いとは:https://note.com/asahi_books/n/n8afaa8a621d7
そして、作家の芦沢央さんが、巻末の「解説」にて、本作の魅力について9ページでたっぷりと、そしてとても熱く綴っています。
さらに作家の伊坂幸太郎さんも、「こういうのを僕が書きたかった!」と称賛。単行本刊行時に書かれた「『カザアナ』が面白すぎる」と題するエッセイも、同じくnoteで公開されています。
★作家・伊坂幸太郎「森絵都さんの『カザアナ』が面白すぎる」:https://note.com/asahi_books/n/n5e07ee9752b9
さらに、全4話構成の本作の、1話、2話、3話までを、5月15日まで期間限定で公開中です。
★森絵都『カザアナ』第1話から3話までを期間限定で特別大公開!:https://note.com/asahi_books/n/n1a7e6d698597
本書の目次
第一話 はじめに草をむしる
第二話 自分のビートで踊る
第三話 怪盗たちは夜を翔る
第四話 しょっぱい闇に灯る
春のエピローグ
解説 芦沢央
著者プロフィール
著者の森絵都(もり・えと)さんは、968年生まれ。東京都出身。1991年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。
同作品で椋鳩十児童文学賞、1995年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、1998年『つきのふね』で野間児童文芸賞、1999年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、2006年『風に舞いあがるビニールシート』で直木三十五賞、2017年『みかづき』で中央公論文芸賞を受賞。
他の著書に『永遠の出口』『ラン』など。絵本・児童文学から大人向けの作品まで、愛とユーモアに溢れる筆致で幅広い世代に親しまれている。
カザアナ (朝日文庫) 森 絵都 (著) 監視ドローン飛び交う息苦しい社会で、元気に生きる母・姉・弟の入谷ファミリー。一家は不思議な力を持つ”カザアナ”と出会い、人々を笑顔にする小さな奇跡を起こしていく。読めば心のびやか、興奮とサプライズに満ちた著者待望の長編エンターテインメント! 装丁/装画:大山美鈴 |
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