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山本史郎さん×斎藤兆史さんが完訳!『オリバー・ツイスト』が読みやすい新訳版で登場 19世紀イギリスを舞台に、孤児の少年の成長を描く、文豪ディケンズの傑作長編

チャールズ・ディケンズ著『オリバー・ツイスト』(訳:山本史郎さん、斎藤兆史さん/絵:寺崎百合子さん)

チャールズ・ディケンズ著『オリバー・ツイスト』(訳:山本史郎さん、斎藤兆史さん/絵:寺崎百合子さん)

偕成社は、チャールズ・ディケンズ著『オリバー・ツイスト』(訳:山本史郎さん、斎藤兆史さん/絵:寺崎百合子さん)の新完訳版を12月上旬に刊行します。

 

ディケンズの傑作『オリバー・ツイスト』とは

孤児として生まれ、オリバー・ツイストと名付けられた少年。過酷な環境に生きながらも、まっすぐな心を失わないオリバー少年は、孤児院を脱走、ひもじさに耐え、ロンドンにたどり着く。しかしロンドンでオリバーが身を寄せることになったのは、フェイギン老人に率いられたスリ軍団の巣窟だった……。

 
『クリスマス・キャロル』で知られるイギリスの文豪・ディケンズ(1812-1870)の傑作と言われ、世界中で読み継がれてきた『オリバー・ツイスト』。孤児のオリバー少年を主人公に、19世紀ロンドンの階級社会を、批判も込めて描き出した作品です。

 
新訳版『オリバー・ツイスト 上巻』『オリバー・ツイスト 下巻』のみどころ

(1)数多くの翻訳作品を手がける、山本史郎さん・斎藤兆史さんによる完訳

山本史郎さんは、東京大学総合文化研究科名誉教授・昭和女子大学教授。著書に『名作英文学を読み直す』ほか、『トロイアの黒い船団』などのサトクリフ作品、『ホビット』などのトールキン作品の翻訳書が多数あります。

斎藤兆史さんは、東京大学大学院教育学研究科教授。著書に『英語達人列伝』『教養の力 東大駒場で学ぶこと』他、翻訳書に『少年キム』『不思議なみずうみの島々』などがあります。

お二人の強力タッグで、新しい名訳が誕生。原書の全文を訳した「完訳」であることも、大きな魅力です。

 
(2)読みやすく分かりやすい訳文

原書は1838年刊行、舞台も刊行時と同じ19世紀のイギリスと、今の時代には理解しにくい描写もありますが、この『オリバー・ツイスト 上巻』『オリバー・ツイスト 下巻』では、原書に忠実ながら訳文にこだわり、読みやすいよう工夫されています。それにより、複雑な時代背景や人物描写につまづくことなく、物語に入りこむことができます。
対象年齢は小学校高学年から。上下巻合計876ページで、大人もしっかり楽しめるボリュームです。

 

クリスマスや冬休みのプレゼントにも! 上下巻セットも同時期発売

上下巻の発売と同時に、化粧ケース入りの2巻セットも発売されます。クリスマスや冬休み休暇の読書にも最適です。

※ケースの画像はイメージです。

※ケースの画像はイメージです。

 

著者プロフィール

 
■作:チャールズ・ディケンズ

19世紀イギリスの文豪。貧しい人々の視点で大きな物語を描く。代表作に『二都物語』『クリスマス・キャロル』『大いなる遺産』など多数。

 
■訳:山本史郎(やまもと・しろう)さん

東京大学総合文化研究科名誉教授。昭和女子大学教授。著書に『名作英文学を読み直す』ほか、『トロイアの黒い船団』などのサトクリフ作品、『ホビット』などのトールキン作品の翻訳書多数。

 
■訳:斎藤兆史(さいとう・よしふみ)さん

東京大学大学院教育学研究科教授。主な著書に『英語達人列伝』『教養の力 東大駒場で学ぶこと』他、翻訳書に『少年キム』『不思議なみずうみの島々』など多数。

 

オリバー・ツイスト 上巻
チャールズ・ディケンズ (著), 山本史郎 (翻訳), 斎藤兆史 (翻訳), 寺崎百合子 (イラスト)

孤児として生まれ、オリバー・ツイストと名付けられ、少年になるまでにさまざまな辛酸をなめたにもかかわらず、まっすぐな心を失わない少年は、孤児院を脱走、ひもじさに耐え、ロンドンにたどり着く。しかしオリバーがめぐりあったドジャー少年の紹介で身を寄せることになったのは、フェイギン老人に率いられた未成年スリ軍団の巣窟だった。未成年スリ軍団には気のおけない先輩たちやオリバーにやさしいナンシーもいた。

オリバー・ツイスト 下巻
チャールズ・ディケンズ (著), 斎藤兆史 (翻訳), 山本史郎 (翻訳), 寺崎百合子 (イラスト)

孤児として生まれ、オリバー・ツイストと名付けられ、少年になるまでにさまざまな辛酸をなめたにもかかわらず、まっすぐな心を失わない少年は、孤児院を脱走、ひもじさに耐え、ロンドンにたどり着く。しかしオリバーがめぐりあったドジャー少年の紹介で身を寄せることになったのは、フェイギン老人に率いられた未成年スリ軍団の巣窟だった。未成年スリ軍団にはオリバーにやさしいナンシーもいたが、スリや盗みを強要され、拒んだオリバーは傷つき、運命の糸に導かれて、自分を産み落とし非業の死を遂げた母親の縁者とそれとは知らずに暮らすようになる。一方、オリバーを助けたスリ仲間のナンシーは乱暴者のビル・サイクスになじられ……。

 


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