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野草社が「ティク・ナット・ハンと山尾三省の誕生日の集い~詩とすごす夕べ」開催 翻訳家・島田啓介さんらが出演

野草社が「ティク・ナット・ハンと山尾三省の誕生日の集い~詩とすごす夕べ」開催

野草社が「ティク・ナット・ハンと山尾三省の誕生日の集い~詩とすごす夕べ」開催

野草社は、トークイベント「ティク・ナット・ハンと山尾三省の誕生日の集い~詩とすごす夕べ」を10月11日(金)19時より東京・文京区シビックセンターで開催します。出演は『ティク・ナット・ハン詩集 私を本当の名前で呼んでください』の翻訳者である島田啓介さん他。

ベトナム出身の禅僧ティク・ナット・ハン(1926年10月11日生まれ)と、屋久島で暮らした山尾三省(1938年10月11日生まれ)。詩人として知られたふたりの誕生日は奇しくも同じ、干支はひと回り違いの寅年です。直接出会うことはありませんでしたが、縁あって野草社からそれぞれ多くの著書が出版されています。

 

野草社主催トークイベント「ティク・ナット・ハンと山尾三省の誕生日の集い~詩とすごす夕べ」 開催概要

■出演:島田啓介さん(精神保健福祉士(PSW)・カウンセラー、翻訳家)、石垣雅設さん(野草社)

■内容
ベトナム出身の禅僧ティク・ナット・ハン(1926年10月11日生まれ)と屋久島で暮らした山尾三省(1938年10月11日生まれ)、二人の詩人の誕生日を記念して、本の出版社、翻訳者などの側から様々なエピソードを含めて語り合います。
参加者の方たちからも、希望に応じてお気に入りの詩を選んでもらい、その魅力を分かち合います。

■日時:2019年10月11日(金)19:00~21:00(18:30開場)

■参加費:3000円

■会場:文京区シビックセンター区民会議室4階和室1
◎住所:東京都文京区春日1丁目16番21号
◎アクセス:東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」徒歩1分
◎URL:https://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/civiccenter/civic.html

■定員:40名(要予約)

■申し込み方法:事務局へメール、電話、FAXにて予約をお願いします。人数、氏名、連絡先をお知らせください。

■申し込み・問い合わせ先:「ティク・ナット・ハンと山尾三省の誕生日の集い」事務局(担当:浅野様)
◎TEL:03-3815-1612
◎FAX:03-3815-1678
◎E-mail asano@shinsensha.com

★詳細:https://www.shinsensha.com/news/2726/

 
【事務局からのお願い】
よろしければ、ティク・ナット・ハンの詩でも山尾三省の詩でも、あなたのお気に入りの一編(詩のタイトル、収録されている書籍名)とその理由を書いて、事前にメール、FAXでお送りください。いただいたメッセージは、会の中で紹介させていただく可能性があることをご了承ください。

 

出演者プロフィール

■島田啓介さん(しまだ・けいすけ)さん

1958年、群馬県生まれ。精神保健福祉士(PSW)・カウンセラー、翻訳家、大学講師、ワークショップハウス「ゆとり家」主宰。

農業をベースにした自給的生活と、体と心の癒やしの提供に取り組む。1995年のティク・ナット・ハン来日ツアーの世話役の一人。気づきの日マインドフルネス瞑想会を定期開催。また、マインドフルネスをテーマにした講演、研修、講座などを各地で行っている。翻訳書や雑誌等への執筆多数。

ティク・ナット・ハンの翻訳に『ブッダの〈気づき〉の瞑想』(共訳)、『ブッダの〈呼吸〉の瞑想』、『ブッダの〈今を生きる〉瞑想』『ティク・ナット・ハン詩集 私を本当の名前で呼んでください』(以上、野草社)他。

 
■石垣雅設(いしがき・まさのぶ)さん

1946年、北海道根室市生まれ。出版社(野草社・新泉社)代表。18歳のとき、人は死なないこと(肉体はなくなってもなくならないものがあること)を、身をもって体験。

1978年、自然の流れにそった人間社会のあり方を求め、東京で野草社を設立。その後、奈良、弘前、綾部と拠点を移し、現在は静岡県袋井市在住。野草こども診療所、野草広場の運営に携わるとともに、10人ほどの仲間達と出版活動を続けている。

野草社では山尾三省、ティック・ナット・ハン、神人の多数の著作、矢追日聖さん『やわらぎの黙示』『ながそねの息吹』、川口由一さん『妙なる畑に立ちて』などを出版。2000年に新泉社代表に就任。新泉社は2011年、シリーズ「遺跡を学ぶ」で毎日出版文化賞を受賞。

 

ティク・ナット・ハン詩集 私を本当の名前で呼んでください
ティク・ナット・ハン (著), 島田 啓介 (翻訳)

言葉のマインドフルネス

私の喜びは春のよう
その暖かさで
世界中の花を開かせる
私の痛みは涙の川のよう
溢れかえって
四つの海を満たす

ティク・ナット・ハンがその簡潔で流麗な言葉で読む者の心をマインドフルネスに誘う。ティク・ナット・ハン詩集の日本語版初訳。(発行=野草社)

「俗世での人間の残酷さに対比するように、慈悲の祈りの深さと気高い働きがある。タイの言葉は、あるときには鋭い彫刻刀でえぐるように、またあるときにはやさしい絹の薄衣でくるむようにすべてを等しく記していく。」(訳者あとがき)

五月の風―山尾三省の詩のことば
山尾 三省 (著), 若松 英輔 (その他)

詩を書くのに特別な経験は必要ない。重要なのは日常に深く生きることだと山尾はいう。優れた詩は、読み手を詩の世界へと誘う。詩を読むだけでなく、書き、自らの内なる詩人を見つけだせ、と強く促すのである。
山尾にとって詩は、「いのち」の今と「いのち」の意味を見出す道程にほかならなかった。
??若松英輔「大地と火といのちのことば」

火を焚きなさい―山尾三省の詩のことば
山尾 三省 (著), nakaban (イラスト), 早川 ユミ (その他)

詩人・山尾三省の生誕80年を記念して、この本を刊行します。「火を焚きなさい」「聖老人」「びろう葉帽子の下で」など代表的な詩の作品のほか、「子供達への遺言・妻への遺言」など散文作品をまとめて一冊の本で読むことができます。また、山尾三省の詩のことばをテーマにした描き下ろしの漫画作品「Make the Fire」「屋久島植物さんぽ」も、本書のよみどころです。ページのひらきやすさや紙のやさしい手触り、ブックデザインの美しさにもこだわっています。

 
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