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藤崎彩織さんが妊娠、出産、育児のすべてを綴ったエッセイ『ざくろちゃん、はじめまして』が刊行

「SEKAI NO OWARI」藤崎彩織さんの3作目となるエッセイ『ざくろちゃん、はじめまして』が水鈴社より刊行されました。

 

アーティストとして走りながら悩み、苦しみ、そしてたどり着いた心境とは

《結婚を決めたとき、すぐにSEKAI NO OWARIのバンドメンバーとスタッフに言わなくては、と思ったことがある。
「結婚するということは、妊娠したら出産するということだからっ」
啖呵を切ってみた私にも、実際よくわかってはいなかった。
それは、未開の地を開拓するようなものだった――。》
(本文より)

 
SEKAI NO OWARIのピアノ演奏、演出、作詞、作曲などを担当し、ミュージックシーンの第一線で常に活躍を続ける藤崎彩織さん。その最中、2017年に結婚、そして妊娠、出産を経験します。

 
妊娠に気づき、初めて訪れた産婦人科で、医師から「ざくろの種ぐらいの大きさですよ」と、お腹のなかに確かに宿る命の存在を告げられてから、本人ですらわからない「未開の地を開拓するような」日々がはじまります。

 
喜ぶより先に仕事のことばかり考えてしまっている不安と戸惑い。悪阻を抱えながらの海外ライブ。ステージ上での失禁。膨らむ被害妄想。そして息子の誕生後、夫婦に襲いかかった産後うつ…アーティストとして全力疾走し続けながら、次第にコントロールができなくなっていく体と心に苦しみつつも、メンバーから届いたメッセージに涙し、夫の思いに気づき、家族と仕事の両立に格闘する6年間を、包み隠さず綴り、切実な願いを込めた、笑って泣ける書き下ろしエッセイです。

 
「初めての妊娠出産、育児をしてい ると、あまりに大変なことが起きるので、何が正解だったのか、どうしたらよかったのかと思い悩むことばかりでした。でも、だからこそ、 この本をどうしても書きたいと思いました。性別に関係なくお読み頂けたら嬉しいです。」
――藤崎彩織さん

★『ざくろちゃん、はじめまして』刊行を記念した藤崎彩織さんのインタビュー:https://note.com/suirinsha/n/n8678e0f8f555

 

著者プロフィール

撮影:森本美絵

撮影:森本美絵

著者の藤崎彩織(ふじさき・さおり)さんは、1986年生まれ、大阪府出身。2010年、突如音楽 シーンに現れ、圧倒的なポップセンスとキャッチーな存在感で「セカオワ現象」と呼ばれるほどの認知を得た4人組バンド「SEKAI NO OWARI」では“Saori”としてピアノ演奏とライブ演出、作詞、作曲などを担当。研ぎ澄まされた感性を最大限に生かした演奏はデビュー以来絶大な支持を得ている。

文筆活動でも注目を集め、2017年に発売された初小説『ふたご』(文藝春秋)は直木賞の候補となるなど、大きな話題となった。他の著書に『ねじねじ録』『読書間奏文』(文藝春秋)がある。

★HP:https://sekainoowari.jp
★Twitter:https://twitter.com/saori_skow

 

ざくろちゃん、はじめまして
藤崎 彩織 (著)

こんなに幸せなのに、幸せだと気づくのは何て大変なのだろう。

妊娠後、コントロールできなくなった心と体。膨らむ被害妄想。
スタジオから直行した出産、ステージ上での失禁、愛しい息子の誕生後に夫婦で襲われた産後うつ。
そしてメンバーからのメールに涙した日ーー。

一人の女性として、妊娠・出産、育児の壮絶体験を包み隠さず綴り、切実な願いを込めた、爆笑&感涙の傑作書き下ろしエッセイ!
子どもを生んだ人、生まなかった人、生むかもしれない人、そして男性にこそ読んで頂きたい1冊です。

 
【関連】
藤崎彩織『ざくろちゃん、はじめまして』刊行記念インタビュー|みんなで一緒に頑張っている中で、誰も悪者がいないんだけれど、たくさん大変なことがある。その現実が書けたらな、と。|水鈴社|note

 


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