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熊川哲也さんの手により全幕バレエとして甦った名作『海賊 Le Corsaire』が初の書籍化! 代官山 蔦屋書店で先行発売&原画展 オンライントークショーも

『海賊 Le Corsaire』

『海賊 Le Corsaire』

2020年10月15日~18日まで、熊川哲也さん率いるKバレエカンパニーによる『海賊』が上演されます。公演に際して、出版社「303 BOOKS」は『海賊 Le Corsaire』を10月28日より全国書店にて発売します。

それに先駆け、10月1日より、Kバレエオンラインショップ「Stage Door」、代官山 蔦屋書店、Bunkamura内「ブックショップ ナディフモダン」では先行販売が行われます。

また代官山 蔦屋書店では10月1日(木)~21日(水)まで、『海賊 Le Corsaire』原画展も開催されます。

 

誕生から200年もの時を経て、全幕バレエとして脚光を浴びた『海賊』

『海賊』は、1814年にイギリスの詩人、ジョージ・ゴードン・バイロンの手により長編詩として誕生しました。

地中海を舞台に、海賊コンラッドが躍動する物語は、多くの振付家の創作意欲を掻き立て、歴史の中でさまざまなヴァリエーション(バレエにおけるソロの踊り)が生まれました。しかしその一方で、バイロンが描いた詩の世界が、物語となり、全幕作品として日の目を見る機会は長い間訪れませんでした。

 
そんな『海賊』に大胆に手を加え、全幕作品として甦らせたのがKバレエカンパニーの芸術監督・熊川哲也さんです。熊川さんの手により物語が編み直されると、屈強な海賊たちの壮大なアドベンチャーストーリーに生まれ変わり、2007年に初演された舞台は大好評を博しました。

そして2020年10月15日~18日、『海賊』はBunkamuraオーチャードホールで上演されます。

 

『海賊 Le Corsaire』男たちが織りなす壮大な世界が、小説として再現

本書は、熊川版『海賊』の壮大なストーリーを、作家の神戸万知さんが小説化して再現。今まで活字になっていなかったさまざなディテール、登場人物の心の揺れ動き、衝撃のクライマックスをつむぎだしました。

 
また豪華な舞台芸術、ダンサーたちの舞踊は、イラストレーター粟津泰成さんが描き出しました。海の男たちと美しい少女たちが織りなす恋と友情の物語を、軽快な文章とドラマティックなイラストで味わうことができます。

なお、大人から子どもまで楽しむことができるよう、難読漢字にはふりがなが付けられています。

◆熊川哲也さん特別インタビューを収録!

巻末には、特別企画として、熊川哲也さんのインタビューを収録しています。バイロンの詩をベースとして、『熊川版 海賊』の物語がどのようにしてつむがれていったのか、その舞台裏について、秘話を語っています。

(c)中森真

(c)中森真

 

10月1日より代官山 蔦屋書店で粟津泰成さん『海賊 Le Corsaire』原画展を開催!

代官山 蔦屋書店では10月1日(木)~21日(水)まで、「粟津泰成『海賊 Le Corsaire』原画展」を開催。

本作の貴重な原画の展示と、『海賊』の公演写真パネルの展示を行います。詳細は、代官山 T-SITEのWEBサイトで今後発表されていきます。

★代官山 T-SITE:https://store.tsite.jp/daikanyama/

 

Kバレエダンサーによる『海賊』オンライントークショーを開催!

『海賊』に出演するダンサーたちによるオンライントークショーの開催が決定!

詳細は、KバレエカンパニーのWEBサイトで今後発表されていきます。

★Kバレエカンパニー:https://www.k-ballet.co.jp

 

2020年10月15日~18日Kバレエカンパニー公演『海賊』

熊川哲也さん率いるKバレエカンパニーが現代にもたらした前人未到の画期的超大作『海賊』上演決定!

七つの海を渡る海賊達の略奪と闘争の日々と、海賊船の難破を活写したプロローグからして劇的な舞台では、個性豊かな登場人物たちが躍動し、スリルと感動のドラマが繰り広げられてゆきます。音楽の大胆な再構築、冒険活劇の醍醐味を余すところなく引だしたストーリー、そしてどの古典バレエよりも男性ダンサーの魅力をこれ以上無く堪能させる踊りの数々……。Kバレエカンパニーが最高級キャストで贈る、バレエ界の常識を覆した<男たちの壮大なアドベンチャー>!!

 
■芸術監督:熊川哲也さん

■会場:Bunkamura オーチャードホール

■日時:10/15昼・10/15夜・10/16昼・10/16夜・10/17昼・10/17夜・10/18昼

■チケット: S席=13,500円 A席=11,500円 B席=8,500円 C席=6,500円

■主催:TBS
■特別協賛:大和ハウス工業株式会社
■協賛:SL Creations
■オフィシャルエアライン:ANA
■制作:K-BALLET・TBS

★Kバレエカンパニー オフィシャルサイト:https://www.k-ballet.co.jp/contents/2020corsaire

 

オンライン配信、ライブビューイングも決定!

『海賊』は、10月15日(木)18:30公演、10月17日(土)12:30公演、10月18日(日)12:30公演では、Streaming + 、PIA LIVE STREAM、ローチケ LIVE STREAMINGでのオンラインライブ配信が決定!

10月18日(日)12:30公演は、各地のユナイテッドシネマでのライブビューイングも決定。

★オンラインライブ配信及びライブビューインについて:https://www.k-ballet.co.jp/contents/338843

 

著者プロフィール

 
■芸術監修者:熊川哲也(くまかわ・てつや)さん

北海道生まれ。10歳よりバレエを始める。1989年、ローザンヌ国際バレエ・コンクールで日本人初のゴールド・メダルを受賞。

英国ロイヤルバレエで、プリンシパルダンサーとしての活動後、1999年、K-BALLET COMPANY設立。2006年、Kバレエ カンパニーとして『ドン・キホーテ』『くるみ割り人形』の舞台成果に対し、第5回朝日舞台芸術賞を受賞。2018年、『クレオパトラ』の制作・演出に至る長年の功績に対し、第59回毎日芸術賞特別賞を受賞。2013年、紫綬褒章受章。

 
■執筆者:神戸万知(ごうど・まち)さん

翻訳家・作家。ニューヨーク州立大学卒業、白百合女子大学大学院博士課程満期退学。

訳書に「バレリーナ・ドリームズ」シリーズ、『バレエものがたり』『わたしたちが自由になるまえ』、著書に『世界一のパンダファミリー』などがある。

 
■画家:粟津泰成(あわず・やすなり)さん

兵庫県生まれ。2004年大阪芸術大学卒業、2009年セツモードセミナー卒業。

人物の何気ない表情や仕草からインスピレーションを受け、その感覚を大事にした躍動感溢れ、生命力を感じるドローイングスタイルは観る人の想像力をかきたてる。

 

海賊 Le Corsaire
熊川 哲也 (監修), 粟津 泰成 (イラスト), 神戸 万知 (著)

熊川哲也の手により、新たな生命を得た傑作舞台が初小説化!

《余白を活かした美しいイラスト》人気の粟津泰成さんの挿絵も必見!
ビジュアルノベルとして楽しめる!
熊川哲也のスペシャルインタビューも収録!

【熊川哲也 演出「海賊」とは?】
熊川哲也の手により、全幕作品として現代に蘇った、屈強な海賊たちの壮大なアドベンチャーストーリー、『海賊』。2007年に初演を迎えると大好評を博し、今や、Kバレエカンパニーにとって欠かせない演目となっている。熊川版『海賊』は、200年前から紡がれてきた作品の歴史に新たな足跡を残した。その歩みはとどまることなく、現在も続いている。

 
【関連】
海賊 Le Corsaire | 303 BOOKS

 


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