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【第10回広島本大賞】河邉徹さん『流星コーリング』と信友直子さん『ぼけますから、よろしくお願いします。』が受賞

第10回広島本大賞が決定!

第10回広島本大賞が決定!

広島本大賞実行委員会は3月21日、広島県の書店員とタウン誌出版4社が広島にゆかりのある作者や作品の本を選出し全国に発信していく文学賞「第10回広島本大賞」の受賞作を発表しました。

 

第10回広島本大賞が決定!

第10回広島本大賞の受賞作は、次の通りです。なお、広島本大賞10周年を記念して今回「特別賞」が設けられています。

 
<「第10回広島本大賞」受賞作品>

■小説部門
河邉徹(かわべ・ とおる)さん
『流星コーリング』(KADOKAWA)

■ノンフィクション部門
信友直子(のぶとも・なおこ)さん
『ぼけますから、よろしくお願いします。』(新潮社)

 
■特別賞:
指田和(さしだ・かず)さん
『ヒロシマ 消えたかぞく』(ポプラ社)

 
「選考経過」など詳細は、https://www.facebook.com/hiroshimabontaisho/ をご覧ください。

第10回広島本大賞のノミネート作品は以下の11作品でした。

【ノミネート作品】
◎あさのあつこさん『アスリーツ』(中央公論新社)
◎長崎尚志さん『風はずっと吹いている』(小学館)
◎秋山千佳さん『実像 広島の「ばっちゃん」中本忠子の真実』(KADOKAWA)
◎谷尻誠さん『CHANGE』(エクスナレッジ)
◎松田哲也さん『2045年、おりづるタワーにのぼる君たちへ』(ザメディアジョン)
◎シャオヘイさん『熱狂のお好み焼』(ザメディアジョン)
◎つくしろ夕莉さん『広島妹おどりゃー!もみじちゃん!!』(KADOKAWA)※コミック全2巻
◎指田和さん『ヒロシマ消えたかぞく』(ポプラ社)
◎弓狩正純さん『平和のバトン』(くもん出版)
◎信友直子さん『ぼけますから、よろしくお願いします』(新潮社)
◎河邉徹さん『流星コーリング』(KADOKAWA)

 

広島本大賞について

「広島本大賞」は、広島の書店員とタウン誌出版4社が、広島の魅力溢れる本を選定し発信する取組みで、広島の書店員が会社の枠を超えて企画、運営しています。

選定に際しては、Facebook や Twitter などを活用し、一般読者による投票も行われています。2011年に第1回広島本大賞を選定し、以後、毎年1回ずつ選定・表彰し、今年で10回目を迎えました。

 

河邉徹さん受賞記念!「ザテレビジョン」公式ツイッターでプレゼント企画を実施

3ピース・ピアノバンド「WEAVER」のドラム・河邉徹さんの著書『流星コーリング』が「広島本大賞」の小説部門で大賞を受賞したことを受けて、『週刊ザテレビジョン』広島・山口東・島根・鳥取版限定で『流星コーリング』の次なる展開が一部紹介されます。

また、ザテレビジョンの公式ツイッター(https://twitter.com/thetvjp)では、河邉徹さんの直筆サイン入り小説『流星コーリング』と、WEAVERの同名アルバムをセットで5名にプレゼントするキャンペーンを実施中です。

<河邉徹さん 受賞コメント>

広島本大賞という素晴らしい賞をいただけて、とても光栄です。
何より、広島が舞台であるこの小説を、広島の方々に選んでいただけたことが嬉しいです。
僕は学生の頃から言葉で作品を作り、思いを伝えることに挑戦し続けてきました。
自分の作り出した作品が愛しいのはあらゆる作家にとってそうだと思いますが、それが人に評価されるかどうかというのはまた別の問題です。
自分の作品が人に求められていないのではないかと思い悩む中で、僕はこの『流星コーリング』を書きました。なので賞をいただけたと聞いた時、まるで自分の命が救われたような気持ちでした。
この物語が、今悲しみの中にいる誰かにとっての力になれたのなら、これに優る喜びはありません。
最後に、この小説に多くのインスピレーションを与えてくれた広島の景色に、そして広島の言葉に大変感謝しています。

 

流星コーリング
河邉 徹 (著)

2020年、それは現実となる!? ラストで明かされる真実とは……

2018年5月に小説『夢工場ラムレス』にて小説家デビューを果たしたWEAVERの河邉徹(Dr.)が、早くも、2作目となる小説『流星コーリング』を発表。2020年に実際に流される計画となっている人工流星をテーマにした本作品は、その舞台となる広島で繰り広げれるSF青春ストーリー。

りょうと詩織、洋介と真希。4人は、広島県廿日市中央高校天文部に所属する同級生だ。星への夢を語らいながら高校生活を送っていた彼らだったが、高校三年生のある日、世界初の人工流星が広島で流されるというニュースを耳にする。衛星を打ち上げ、そこから発射された小さな「流星の素」が大気圏に突入し、「流星」になるという。そんな話を半ば信じられずにいたりょうだったが、ついに、「人工流星が流される日」が訪れる。しかし、その日を境に、りょうは次の日に進めなくなってしまう。朝を迎えるたびに「人工流星が流れた日」に戻ってしまうのりょう。その原因を解明するために、洋介、真希に相談するのだが……。そして、ラストにその真実が明らかになる……。

また、本作品と同日、河邉がメンバーとなるWEAVERからこの小説をテーマにしたアルバム『流星コーリング』もリリース。音楽と小説の融合で「流星コーリングの世界観」を作り上げる初の試み。ぜひ楽しんでほしい。

ぼけますから、よろしくお願いします。
信友 直子 (著)

母85歳に認知症診断!父93歳が初の家事に挑む!?「心配せんでもええ。あんたはあんたの仕事をした方がええわい」―両親からの気丈な言葉に背中を押されても、離れて暮らすことに良心の呵責を抱く映像作家の娘。彼女が時に涙で撮り続けた親の「老い」の克明な記録、目を逸らさず見守った切実な胸中、超高齢夫婦の介護の日々に溢れていた愛と絆…。同名ドキュメンタリー映画の監督兼撮影の著者が認知症介護に直面した家族のリアルを綴る!

ヒロシマ 消えたかぞく (ポプラ社の絵本 67)
指田 和 (著), 鈴木 六郎 (写真)

原爆投下前、戦争中であっても、広島の町には笑顔にあふれた家族の日々の暮らしがありました。散髪屋さんである鈴木六郎さん一家の6人家族も、少しの不安はあったかもしれませんが、毎日笑顔で楽しくくらしていました。お父さんの鈴木六郎さんは、カメラが趣味。たくさんの家族写真を撮りためていました。
あの日。1945年8月6日。
一発の原子爆弾がヒロシマのまちに落ちました。
六郎さん一家は全滅しました。
長男の英昭くん(12歳)と長女公子ちゃん(9歳)は、通っていた小学校で被爆。英昭くんは公子ちゃんをおんぶして、治療所があった御幸橋まで逃げました。衰弱した公子ちゃんを「あとで迎えに来るからね」と治療所にあずけ、英昭くんは親戚の家へ避難しましたが、高熱を出し、数日後に亡くなります。公子ちゃんの行方はわからなくなりました。次男まもるくん(3歳)と次女昭子ちゃん(1歳)は、六郎さんの散髪屋さんの焼け跡から白骨で見つかりました。お父さんの六郎さん(43歳)は、救護所でなくなりました。救護所の名簿には「重傷後死亡」と記録されていました。家族がみんな亡くなってしまったことを知ったお母さんのフジエさん(33歳)は、井戸に身を投げて亡くなりました。
たった1発の原爆が、六郎さん一家を消し去ってしまいました。
この本を開くことで、原爆の残酷さ、戦争のむごさを、読む人の身に引き寄せて考えるきっかけとなったら、という願いを込めてつくりました。また、愛情あふれるすばらしい家族写真の数々から、幸せにくらす人間の何気ない日常こそが大事であることに気づかされます。それは、幸せな平和を作っていくのは、私たち自身であると訴えかけているようにも思えます。
家族で平和を考えるために、最適の写真絵本です。

 
【関連】
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