額賀澪さん〈スポーツ青春小説〉『夜と跳ぶ』が刊行
『転職の魔王様』などで知られる、松本清張賞受賞作家・額賀澪さんによる、崖っぷちカメラマンとスケートボードの初代五輪金メダリストが繰り広げるスポーツ青春小説『夜と跳ぶ』がPHP研究所より刊行されました。なお、続編が2024年冬に発売される予定です。
切り撮れ、その一瞬を。
【あらすじ】
スケートボードの《消えた金メダリスト》×崖っぷち中年カメラマン――
熱き二人が魅せる新感覚スポーツ青春小説、第一弾!
不祥事を起こし謹慎中の中年スポーツカメラマン与野は、ある夜渋谷で、東京五輪金メダリストの大和エイジと偶然出会う。金メダリストでありながら、次のパリオリンピックに出ようともせず、自由気ままに滑るだけのエイジに反感を覚えつつ、その圧倒的な力に魅了され、与野はエイジの専属カメラマン、通称「フィルマー」として、彼の日常の滑りを撮影することに。
ともに最高のトリック(ジャンプ、空中動作、回転などの技)を追い求める二人だが、次第に連続窃盗事件や通り魔事件など、深夜の渋谷を取り巻く奇妙なトラブルに巻き込まれていく……。
<スケートボード選手・ 藤澤虹々可(ふじさわ・ ななか)さん コメント>
皆さんが知らないスケートボードの世界がこうして小説となり、そしてリアルに表現されていて嬉しく思います。この小説をきっかけにスケートボードに興味を持つ人が増えたら良いなと思います。
〔プロフィール〕
2017年に米国で開催された「EXPOSURE 2017」にて初出場ながらストリート部門で優勝したことをきっかけに、コンテスト出場に力を入れている。6歳から父の影響でスケートボードを始め、2018年全世界のガールズスケーターのトップが東京に集結した「スケートエクスチェンジ(The Skate Exchange)powered by JTB」で優勝。さらに2019年2月、「日本オープン・ストリート選手権」女子で優勝。日本国内のガールズスケーターを牽引する存在。競技だけではなくカルチャー面でもスケートボード界に貢献している。
著者・額賀澪さん コメント
平凡な若者がスケートボードに出会って魅了され、競技の世界でトップをめざしていく――そんな王道のスポーツ小説ではスケートボードの面白さは描ききれない。『夜と跳ぶ』を構想するにあたり、つくづくそう思いました。スポーツの王道からはみ出た部分にこそ、スケートボードの醍醐味が詰まっている。国際大会で活躍する選手はもちろん、街中で見かけるスケーター達の姿が小説を読む前とあとで少し違って見える。そんな小説になっているはずです。
著者プロフィール
額賀澪(ぬかが・みお)さんは、1990年生まれ、茨城県行方市出身。日本大学芸術学部文芸学科卒業。2015年に『屋上のウインドノーツ』で第22回松本清張賞を、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。
2016年に駅伝を描いた小説『タスキメシ』が第62回青少年読書感想文全国コンクール高等学校部門課題図書に選出、ベストセラーに。2023年7月、『転職の魔王様』シリーズがフジテレビ系列「月10」枠でテレビドラマ化された。
その他の著書に『風に恋う』『さよならクリームソーダ』『ウズタマ』『転職の魔王様』『青春をクビになって』『拝啓、本が売れません』『風に恋う』『競歩王』『沖晴くんの涙を殺して』『世界の美しさを思い知れ』『ラベンダーとソプラノ』『タスキメシ箱根』『タスキメシ五輪』『タスキ彼方』などがある。
★公式サイト:https://nukaga-mio.work/
★X(Twitter):https://x.com/NUKAGA_Mio
★Instagram:https://www.instagram.com/nukaga_mio
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