『サイボーグ009』誕生60周年記念!人気作家9名によるアンソロジー小説集『サイボーグ009トリビュート』が刊行
河出書房新社は、石ノ森章太郎さんによる傑作SFマンガ『サイボーグ009』を原作とした豪華執筆陣による小説集『サイボーグ009トリビュート』を河出文庫より刊行しました。
『サイボーグ009』誕生60周年を記念して、「九人の戦鬼」が集結!
『サイボーグ009』は、1964年「週刊少年キング」7月19日号より連載が開始され、その後も「週刊少年マガジン」「冒険王」「COM」「マンガ少年」「週刊少年サンデー」「SFアニメディア」など、複数の出版社のさまざまな雑誌で描きつがれてきた、石ノ森章太郎さんのライフワークとされる作品です。
2024年7月、『サイボーグ009』が誕生60周年を迎えることを記念して、辻真先、斜線堂有紀、高野史緒、酉島伝法、池澤春菜、長谷敏司、斧田小夜、藤井太洋、円城塔の各氏が集結(収録順)。
まさに「九人の戦鬼」と呼ぶべき豪華執筆陣が、このSFマンガの金字塔を原作としたオリジナル小説を競作。書き下ろしアンソロジー『サイボーグ009トリビュート』が誕生しました。
執筆者の一人で、『サイボーグ009』テレビシリーズ第1作(1968年放送)のメイン脚本家を務めた辻真先さんは、テレビシリーズ第1作の中でも名エピソードとして名高い最終回「平和の戦士は死なず」を、今回なんと自らの手でリメイク。
『サイボーグ009トリビュート』は、古参ファンはもちろん、初めて本作の世界に触れる読者にとっても、きっと心をつかまれ、魅了される珠玉のトリビュート作品集です。
『サイボーグ009トリビュート』収録作品
■辻真先さん「平和の戦士は死なず」
テレビシリーズ第1作の名エピソード、同題の最終回をオリジナル脚本家が自らリメイク!
■斜線堂有紀さん「アプローズ、アプローズ」
原作屈指の名作「地下帝国”ヨミ”編」後日譚。サイボーグ戦士、誰がために闘う?
■高野史緒さん「孤独な耳」
003のバレエ公演にともない、001=イワン・ウイスキーが初めて生まれ故郷に帰郷する。
■酉島伝法さん「八つの部屋」
ジェット・リンクはいかにして002になったか。ゼロゼロナンバー・サイボーグ誕生秘話。
■池澤春菜さん「アルテミス・コーリング」
その目と耳であるがゆえに、003=フランソワーズ・アルヌールが出会えた奇蹟。
■長谷敏司さん「wash」
60年にわたり戦い続けた004=アルベルト・ハインリヒ、過去の亡霊と再会。
■斧田小夜さん「食火炭」
張々湖飯店を見舞った奇妙な出来事が、006=張々湖を過去へといざなう。
■藤井太洋さん「海はどこにでも」
火星探査団救難船に潜入捜査中の008=ピュンマは、謎の事故に巻き込まれる。
■円城塔さん「クーブラ・カーン」
009=島村ジョーたち9人のサイボーグ。彼らは、楽園を築く者たちか。
文藝別冊『総特集 石ノ森章太郎 増補新版』も発売!
同じく『サイボーグ009』生誕60周年を記念して、文藝別冊『総特集 石ノ森章太郎 増補新版』(KAWADEムック)が6月26日に発売されました。
マンガを革新した天才の巨大な業績を貴重なインタビュー、豪華寄稿陣によるエッセイでたどる総特集です。
![]() | サイボーグ009トリビュート (河出文庫) 石ノ森 章太郎 (著) 『サイボーグ009』生誕60周年記念企画! 辻真先他、9人の戦鬼が集結、豪華執筆陣による書き下ろしアンソロジー。 |
![]() | 総特集 石ノ森章太郎 増補新版 (文藝別冊) 河出書房新社編集部 (編集) 『サイボーグ009』生誕60周年記念。『仮面ライダー』など数々の名作を生み出た天才の業績を豪華執筆陣でたどる。貴重資料満載。 |
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◆「サイボーグ009」誕生60周年記念! 未完となった幻の完結編『サイボーグ009 天使編・神々との闘い編』を刊行 | 本のページ
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