本のページ

SINCE 1991

尾崎世界観さん『転の声』刊行記念“有観客”サイン会を開催

尾崎世界観さんの「第171回芥川賞」候補作を書籍化した『転の声』が文藝春秋より刊行されました。

これを記念して、紀伊國屋書店 新宿本店にて9月4日(水)にサイン会が開催されます。

 

「尾崎世界観『転の声』発売記念“有観客”サイン会」開催概要

 
■開催日時:2024年9月4日(水)19:00~
※整理券のブロックによって集合時間が異なります。

■会場:紀伊國屋書店 新宿本店

■対象書籍;『転の声』(文藝春秋)
※対象書籍はイベント当日会場でのお渡しとなります。
※当選者は所定の方法で新規に『転の声』の購入が必要です。

■参加方法:要整理券・抽選
◎受付期間:2024年8月21日(水)23:59まで
◎当選メール配信:2024年8月28日(水)12:00~13:00ごろ

★詳細&申込み:https://store.kinokuniya.co.jp/event/1723034006/
※注意事項などをよくご確認の上、お申し込みください。

 

著者プロフィール

尾崎世界観(おざき・せかいかん)さんは、1984年生まれ、東京都出身。ミュージシャン、作家。クリープハイプのボーカル、ギターとして活動しながら、2016年に半自伝的な小説『祐介』で作家デビュー。

2020年『母影』、2024年『転の声』で芥川賞候補となる。著書に『苦汁100%』『苦汁200%』『泣きたくなるほど嬉しい日々に』『私語と』、千早茜さんとの共著『犬も食わない』対談集『身のある話と、歯に詰まるワタシ』など。

 

※以下はAmazonへのリンクです。

転の声
尾崎 世界観 (著)

第171回芥川賞候補作。
「俺を転売して下さい」喉の不調に悩む以内右手はカリスマ”転売ヤー”に魂を売った? ミュージシャンの心裏を赤裸々に描き出す。

主人公の以内右手は、ロックバンド「GiCCHO」のボーカリストだ。着実に実績をつみあげてきて、ようやくテレビの人気生放送音楽番組に初出演を果たしたばかり。しかし、以内は焦っていた。あるときから思うように声が出なくなり、自分の書いた曲なのにうまく歌いこなせない。この状態で今後、バンドをどうやってプレミアムな存在に押し上げていったらいいのだろうか……。
そんなとき、カリスマ転売ヤー・エセケンの甘い言葉が以内の耳をくすぐる。「地力のあるアーティストこそ、転売を通してしっかりとプレミアを感じるべきです。定価にプレミアが付く。これはただの変化じゃない。進化だ。【展売】だ」
自分のチケットにプレミアが付くたび、密かに湧き上がる喜び。やがて、以内の後ろ暗い欲望は溢れ出し、どこまでも暴走していく……
果たして、以内とバンドの行きつく先は?
著者にしか書けない、虚実皮膜のバンド小説にしてエゴサ文学の到達点。

 
【関連】
【抽選受付】尾崎世界観『転の声』発売記念 “有観客”サイン会 | 紀伊國屋書店 – 本の「今」に会いに行こう

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です