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ハイハイも体育座りもできない、同級生の姓すら知らない――『ルポ スマホ育児が子どもを壊す』が刊行

新潮ドキュメント賞受賞作『こどもホスピスの奇跡』や『ルポ 国語力を誰が殺すのか』など、子どものリアルへの取材を重ね、伝えてきた石井光太さんのノンフィクション『ルポ スマホ育児が子どもを壊す』が新潮社より7月16日に刊行されます。
スマホ登場以来16年、コロナ禍を経て、子どもの身体やコミュニケーションはどう変化しているのか。現代の子どもたちの成長現場のリアルを描いた作品です。

 

保育園から高校まで、200人以上の「先生」が証言する衝撃の現場報告『ルポ スマホ育児が子どもを壊す』

スマホの登場以来16年、教室にいるのはもはや私たちが知る「子ども」ではなくなっていた――。児童に関する問題を丹念に追ってきた著者がデジタル・ネイティブの育ち方を徹底レポートします。

 
(内容の一部を抜粋)
・2歳児のネット利用率62.5%
・子守歌はアプリで聞く赤ちゃん
・ハイハイも体育座りもできない保育園児
・ヘッドガードの制服化
・先生だってデジタル・ネイティブ
・教室の「圧」に怯える小学生
・手をつながずにはいられない男子たち
・褒められ中毒はエスカレートする
・同級生の姓すら知らない中学生
・自分の考えがわからない
・人と違うのはリスクでしかない
・増加するいじめ件数
・「蛙化現象」の正体
・「将来の夢は交通整理のバイト」と言う女子高生
・用途によって違う恋人
・会ったその日にベッドインする高校生

 
<推薦コメント>

◆木村泰子さん(大阪市立大空小学校初代校長)
「まさにありのままの子どもの姿だ。学校現場が待ち望んでいた一冊」

◆落合陽一さん(メディアアーティスト)
「人類がデジタル環境に移行する過渡期の貴重な記録である」

 
【書籍内容】

スマホ登場以来16年、教室にいるのはもはや私たちが知る「子ども」ではなくなっている。ハイハイも体育座りもできない保育園児。教室の「圧」に怯える小学生。クラスメイトの姓すら知らない中学生。会ったその日にベッドインする高校生――児童に関する問題を丹念に追ってきた著者がデジタルネイティブの育ち方を徹底レポート。

 

著者プロフィール

石井光太(いしい・こうた)さんは、1977(昭和52)年生まれ、東京都出身。2021(令和3)年『こどもホスピスの奇跡』で第20回新潮ドキュメント賞を受賞

主な著書に『遺体 震災、津波の果てに』『「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち』『43回の殺意 川崎中1男子生徒殺害事件の深層』『ルポ 誰が国語力を殺すのか』などがある。また『ぼくたちはなぜ、学校へ行くのか。 マララ・ユスフザイさんの国連演説から考える』など児童書も多い。

 

 


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