本屋大賞作家・町田そのこさんが“死”を通して自分らしく生きることへの葛藤と決意を描く『夜明けのはざま』が刊行
本屋大賞作家・町田そのこさんが“死”を通して自分らしく生きることへの葛藤と決意を描いた感動作『夜明けのはざま』がポプラ社より刊行されました。
本屋大賞作家・町田そのこさん最新刊は「身近な死」を通して自分自身と向き合うきっかけをくれる物語
『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)で第21回本屋大賞を受賞し、その後も『ぎょらん』や『宙ごはん』など数々の話題作を生み出してきた町田そのこさん。本作は“家族葬”を営む葬儀社を舞台に、親友や元恋人を喪った登場人物たちが「死」を通して“自分らしく生きること”と向き合っていく物語です。
仕事か結婚かに悩む葬儀場スタッフ、夫とうまくいかなかったシングルマザー、学生時代に自分をいじめていた加害者と再会した青年……「身近な人の死」という避けられない現実と向き合うことで、初めて他者、そして自分自身に立ち向かっていく登場人物たちの姿は、読者に共感と勇気を与えてくれます。
コロナ禍が明け、世の中が徐々に動き出そうとしている今こそ、力強く且つ前向きになれる本作をぜひお楽しみください。
【あらすじ】
地方都市の寂れた町にある、家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」。仕事のやりがいと結婚の間で揺れ動く中、親友の自死の知らせを受けた葬祭ディレクター、元夫の恋人の葬儀を手伝うことになった花屋、世界で一番会いたくなかった男に再会した葬儀社の新人社員、夫との関係に悩む中、元恋人の訃報を受け取った主婦……。
死を見つめることで、自分らしく生きることの葛藤と決意を力強く描き出す感動作。
★特設サイト:https://www.poplar.co.jp/pr/yoakenohazama/
<書店員さんから感動のコメントを紹介>
思い通りに生きることは楽ではないけれど、だから、悩んでもがいて生きろ!と力強く応援してもらった気がします。
ずっと待っていた本に出会えました。
――紀伊國屋書店 天王寺ミオ店 木曽由美子さん
痛みや苦しみをもう怖れなくてもよい。
自分で出した答えの先の未来を信じようと思える力強さと人に寄り添う優しさをもらえた小説でした。
――三洋堂書店新開橋店 山口智子さん
登場人物達と一緒になって、過去の自分が今の自分の背中を優しく押してくれる。
今この時も感じている不安や情けなさ、歯噛みしてる想いにさえ「大丈夫」と励ましてくれる。
そんな物語でした。
――宮脇書店 金沢文庫店 気羅紗まどかさん
著者プロフィール
町田そのこ(まちだ・そのこ)さんは、1980年生れ。福岡県在住。2016年「カメルーンの青い魚」で「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。2017年、同作を含む短篇集『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』でデビュー。
『52ヘルツのクジラたち』で2021年本屋大賞を受賞。他の著書に『うつくしが丘の不幸の家』『星を掬う』、「コンビニ兄弟」シリーズ、『宙ごはん』『あなたはここにいなくとも』などがある。
★Twitter:https://twitter.com/sonokosan3939

▲町田さん手書きメッセージ
夜明けのはざま 町田 そのこ (著) 『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞! 自分の情けなさに、歯噛みしたことのない人間なんて、いない。 地方都市の寂れた町にある、家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」。仕事のやりがいと結婚の間で揺れ動く中、親友の自死の知らせを受けた葬祭ディレクター、元夫の恋人の葬儀を手伝うことになった花屋、世界で一番会いたくなかった男に再会した葬儀社の新人社員、夫との関係に悩む中、元恋人の訃報を受け取った主婦……。 死を見つめることで、自分らしく生きることの葛藤と決意を力強く描き出す、『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞した町田そのこ、新たな代表作! |
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