【訃報】作家・安部ねりさんが死去 安部公房の長女
作家で医師の安部ねり(あべ・ねり)さんが8月16日、胸部大動脈破裂のため京都市の自宅で死去しました。64歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行いました。
安部ねりさんは1954年、安部公房の長女して出生。日本医科大学卒業。
新潮社が刊行した完全編年体編集による『安部公房全集』(全30巻)の編集に携わりました。著書に『安部公房伝』など。結婚により「真能ねり」名義の時期が一時あり。
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/31JIXnfnO6L.SS200_.jpg)
20世紀を代表する、世界的小説家の精神の冒険と軌跡を一人娘が、関係者への膨大な聞き取りから明らかにする。文章、写真、インタビュー集で立体的に迫る安部公房。作家の知られざる内宇宙への扉が、今、開かれる。