現役書店員芸人・カモシダせぶんさん小説家デビュー作『探偵はパシられる』が刊行
現役書店員芸人として様々なメディアでおススメの本を紹介している、「デンドロビーム」のカモシダせぶんさんによる小説家デビュー作『探偵は パシられる』がPHP研究所より刊行されました。
先輩「よゐこ」濱口さんとのコントライブで作ったコントを小説化
芸人カモシダせぶんさんの持ちネタで、特に多いのが「パシリ」ネタです。
デビュー作『探偵はパシられる』は、10 年ほど前によゐこ濱口さんがカモシダせぶんさんをはじめとする後輩の若手芸人と開催していたユニットコントライブ「はまぐちコントサークル」で披露した「パシリ」を題材にしたコント台本が元ネタの一部となっています。
学生時代の実体験を下敷きにした コントは大ウケし、カモシダさんにとっても大きな自信となりました。
なお、『探偵はパシられる』刊行を記念し、9月10日頃発売の月刊『文蔵 2024.10』では、カモシダせぶんさんとよゐこ濱口さんの対談が掲載されます。https://amzn.to/3MDWVU8
令和に生きる「パシリ探偵」の物語
本作の主人公・岡部太朗は、神奈川県立N高校に通う1年生。N高の「番長」丸木大也に心酔し、 自ら進んで丸木の「パシリ」をしています。丸木の「お使い」で校内を奔走するうち、太朗は数々の厄介事に巻き込まれますが、丸木の機嫌を損ねないうちに戻りたい一心で問題を鮮やかに解決していきます。
太朗の必死さと、冴えた推理とのギャップは、まさに「読むコント」です。昭和の音楽や ドラマなどが若者にウケている今だからこそ、カモシダせぶんさんは、番長のパシリという古めかしい設定を通じ、令和の新しい探偵像を描きあげました。
【収録作品】
・ファーストカツアゲ
・最後のあんパン
・詫び名人
・面接官はパシリ
・消えたメリケン
・パシリとゲノム
など、爆笑と衝撃の全9作を収録
著者プロフィール
カモシダせぶんさんは、1988年生まれ、神奈川県出身。松竹芸能所属。お笑いコンビ「デンドロビーム」として活動する傍ら、東京都内の書店で勤務する【現役書店員芸人】として様々なメディアで数多くの書籍を紹介している。2013年「松竹お笑いビブリオバトル」優勝。Bibliobattle of the Year2023新人賞受賞。
著書に『書店員芸人~僕と本屋と本とのホント の話~【売れてない芸人(金の卵)シリーズ】』(Kindle 版)がある。
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