本のページ

SINCE 1991

元WEAVER河邉徹さんが「音楽」をテーマに描く『ヒカリノオト』が刊行

元WEAVERでドラム・作詞を担当し、現在作家として活動する河邉徹さんの小説『ヒカリノオト』がポプラ社より刊行されました。

 

「ファンレター」がきっかけで生まれた作品

ふがいなくて泣いたことも、
無我夢中で取り組んだことも、
あんなに大切だった人も、
すべて忘れてしまったはずのことが、
あの曲を聴いただけで、思い出せるのはなぜだろう

 
河邉徹さんの小説最新刊は、昨年バンド「WEAVER」解散後にファンから届いた「ファンレター」をきっかけに執筆されました。バンド解散後の2作目にして、はじめて真正面から「音楽が人生に与える影響」を深く見つめた作品です。

 
【あらすじ】

大ファンだったアーティストの担当になったものの、努力が結果に結び付かず苦悩する若手レコード会社社員、上司の期待に応えようとするあまり、知らないうちに心身を壊してしまった40代手前の女性、久しぶりの恋の予感にときめくカメラマン、合唱コンクールで伴奏と曲のアレンジを任された女子高生、海辺の町のリサイクルショップで壊れた物を修理し続ける男性――。

時に慰め、時に励まし、彼らの人生の岐路に寄り添っていた一つの音楽が、場所や時間を超えて広がっていく奇跡を、ミュージシャンとしての経験を持つ著者がみずみずしく描いた連作短編小説。

 

著者プロフィール

河邉徹(かわべ・とおる)さんは、1988年生まれ、兵庫県出身。関西学院大学文学部卒業。バンド・WEAVERのドラマーとして2009年にメジャーデビュー。バンドでは作詞を担当。

2018年にW『夢工場ラムレス』で小説家としてデビュー。2作目『流星コーリング』で第10回広島本大賞(小説部門)を受賞。『蛍と月の真ん中で』は読書感想画中央コンクールの課題作に選ばれる。

その他の著書に『アルヒのシンギュラリティ』『僕らは風に吹かれて』『言葉のいらないラブソング』などがある。

 

ヒカリノオト
河邉 徹 (著)

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です