【第15回エキナカ書店大賞】phaさん『どこでもいいからどこかへ行きたい』が受賞
東西JRの駅ナカ書店の書店員が”本気でおすすめする”「第15回エキナカ書店大賞」が決定しました。
第15回エキナカ書店大賞が決定!
ブックスキヨスクが運営する「bookstudio」「Books Kiosk」および、JRJR東日本クロスステーション リテールカンパニーが運営する「BOOK COMPASS」「BOOK EXPRESS」で9月1日(日)~9月30日(月)まで開催していた第15回エキナカ書店大賞は、エントリー14作品の中から、次の通り受賞作が決定しました。
<第15回エキナカ書店大賞 受賞作品>
pha(ファ)さん
『どこでもいいからどこかへ行きたい』(幻冬舎文庫)
受賞作『どこでもいいからどこかへ行きたい』は、21店舗中12店舗で売上1位を獲得。刊行元の幻冬舎は、昨年の『ニッポン47都道府県 正直観光案内』に続き二連覇を達成。同一出版社による連覇は初です。
【作品紹介】
家から出たら、それは「旅」だ!
場所が変われば気持ちが変わる。大事なのは日常から距離をとること。
ふらふら移動することの楽しさを味わう一冊です。
【受賞作者phaさん 喜びのコメント】
応援してくれた皆さん、ありがとうございます。「どこでもいいからどこかへ行きたい」、通称「どこどこ」を、海とか山とかいろんな旅先に連れて行ってあげてください……!
【私設応援団 喜びのコメント】
この作品が選ばれたということは、自分もいつかこんな旅がしてみたい!と思われた方がたくさんいらっしゃったのではないでしょうか。
まだ読まれていないのなら、是非ともphaサン的な「ザ・旅行」を読んでお楽しみください。
(エキュート品川店 鈴木さん)
※惜しくも大賞を逃した、2位から5位の作品は次の通りです。
◎第2位『1日10分のごほうび』(赤川次郎さん 他/双葉文庫)
◎第3位『残り全部バケーション』(伊坂幸太郎さん/集英社文庫)
◎第4位『超短編!大どんでん返しSpecial』(小学館文庫編集部編/小学館文庫)
◎第5位『さいはての彼女』(原田マハさん/角川文庫)
受賞者プロフィール
phaさんは、1978年生まれ、大阪府出身。京都大学総合人間学部を24歳で卒業後、25歳で就職。できるだけ働きたくなくて社内ニートになる。2007年に退職して上京。定職に就かず「ニート」を名乗りつつ、ネットの仲間を集めてシェアハウスを作る。2019年にシェアハウスを解散して、一人暮らしに。
著書は『持たない幸福論』『がんばらない練習』『パーティーが終わって、中年が始まる』(いずれも幻冬舎)、『しないことリスト』(大和書房)、『人生の土台となる読書 』(ダイヤモンド社)など多数。
エキナカ書店大賞とは
「エキナカから名著・名作をお客さまに発信する」ことを目的とし、2013年から始まりました。各店舗でのお買い上げ数の他、公式X(https://x.com/ekinakashoten)での「いいね」のSNS票により大賞を決定します。
第1回は『カミングアウト』(高殿円さん/徳間文庫)が受賞。コロナ禍により2019年を最後に休止していましたが、昨年2023年に「旅」をテーマに4年ぶりに開催。12作品がエントリーされ、『ももこの世界あっちこっちめぐり』(さくらももこさん/集英社文庫)と『ニッポン47都道府県 正直観光案内』(宮田珠己さん/幻冬舎文庫)がW受賞となりました。大賞受賞作品は各店で約1か月間、大々的に展開されます。
★エキナカ書店大賞公式X:https://x.com/ekinakashoten
![]() | どこでもいいからどこかへ行きたい (幻冬舎文庫) pha (著) 家にいるのが嫌になったら、突発的に旅に出る。カプセルホテル、サウナ、ネットカフェ、泊まる場所はどこでもいい。時間のかかる高速バスと鈍行列車が好きだ。名物は食べない。景色も見ない。でも、場所が変われば、考え方が変わる。気持ちが変わる。大事なのは、日常から距離をとること。生き方をラクにする、ふらふらと移動することのススメ。 ・・・ |
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