能町みね子さん〈ディープ青森探訪記〉『ショッピン・イン・アオモリ』が刊行
「東奥日報」で2021年10月から始まった人気連載を書籍化した、夏の間の避暑移住民となった能町みね子さんの「買い物」から見たディープ青森探訪記『ショッピン・イン・アオモリ』が東奥日報社より刊行されました。
さらば東京――夏は青森避暑移住!
猛暑の東京から逃れ、北へ。青森が気に入りすぎて、2021年から夏の間の避暑移住民となった文筆家、イラストレーターの能町みね子さん。
――本書は、東京では出合えない名品・珍品はもちろん、青森という〝異文化〟を面白がる著者の「買い物」でつづるディープな探訪記です。
「私は、定期的に青森に、間違いなく買い物をしに来ているのである」。
新宿で欲しい服が見つからず絶望したのに、青森では次から次へと欲しい服が出てきたり。
ホタテにはまり、「ホタテムキ」なる道具を買ったり。
どこでも買える「コンタクトレンズ」を敢えて青森で買うという悦に浸ったり。
道の駅で「マタタビ」に出合ったり。
激安の鮮魚が山積みのワイルドなスーパーに魅せられたり。
暮らしてみることで青森を深く味わい尽くす著者が、現地で買ったもの43品を直筆のイラストとともに独自の切り口で描くエッセイ。オールカラーで、新たに著者撮影の写真も多数掲載。地元新聞での連載のほか、おまけの「青森チョコレートコラム」等も収録しています。
著者プロフィール
能町みね子(のうまち・みねこ)さんは、1979年生まれ、北海道出身。茨城県育ち。エッセイスト、イラストレーター。2021年7月に青森市内に居を構え、東京と青森の2拠点生活を始めた。
著書に、卒業旅行での青森旅のエピソードを収録したエッセイ『逃北~つかれたときは北へ逃げます』(文春文庫)、『私以外みんな不潔』(幻冬舎文庫)、『私みたいな者に飼われて猫は幸せなんだろうか?』(東京ニュース通信社)など。アンソロジー小説集『鉄道小説』(交通新聞社)には空想上の鉄路を張り巡らせた青森市が舞台の「青森トラム」が収録されている。
![]() | ショッピン・イン・アオモリ 能町 みね子 (著, イラスト) 猛暑の東京から逃げて、北へ。青森が気に入りすぎて、2021年夏から青森と東京の2拠点生活を始めた能町みね子さん。東京では出合えない名品・珍品はもちろん、青森という〝異文化〟を面白がる筆者の「買い物」から見た青森県内探訪記。2021年10月から始まった本紙人気連載の待望の書籍化です。 |
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