【第12回大阪ほんま本大賞】寺地はるなさん『ほたるいしマジカルランド』が受賞
OsakaBookOneProject実行委員会は、大阪の本屋と問屋が大阪ゆかりの”ほんまに読んでほしい本”を選ぶ「第12回大阪ほんま本大賞」の受賞作品を発表しました。
第12回大阪ほんま本大賞が決定!
第12回大阪ほんま本大賞の受賞作品は次の通りです。
<第12回大阪ほんま本大賞 受賞作品>
【大賞】
寺地はるな(てらち・はるな)さん
『ほたるいしマジカルランド』(ポプラ社)
大賞を受賞した寺地はるなさんは、1977年生まれ、佐賀県出身。大阪府在住。2014年『ビオレタ』で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞し、翌年デビュー。2020年、咲くやこの花賞(文芸その他部門)を受賞。2021年『水を縫う』で第42回吉川英治文学新人賞候補。同年、同作で第9回河合隼雄物語賞を受賞。2023年『川のほとりに立つ者は』で第20回本屋大賞ノミネート。他の著書に、『ミナトホテルの裏庭には』『月のぶどう』『今日のハチミツ、あしたの私』『大人は泣かないと思っていた』『夜が暗いとはかぎらない』『カレーの時間』『白ゆき紅ばら』『わたしたちに翼はいらない』『こまどりたちが歌うなら』など多数。
今回の受賞作について、書店員の方々からは 「明日も頑張って生きようと思える物語です。」(紀伊國屋書店アリオ鳳店 藤野智子さん)、「落ち込む日もあるけれど明日からもまた仕事をがんばろう! そんなきっかけをくれる作品だ。」(未来屋書店大日店 石坂華月さん)など、絶賛の声があがっています。

寺地はるなさんからの受賞コメント
「大阪ほんま本大賞」について
大阪ほんま本大賞は、大阪の本屋と問屋の有志が立ち上げた「OsakaBookOneProject」が主催し、大阪ゆかりの「ほんまに読んで欲しい1冊」を決定する文学賞です。
なお、翌年1月末まで、大阪および関西近隣の全書店で受賞作の販促を展開し、販売期間内に書店店頭で販売された金額の一部は大阪府社会福祉協議会を通じて行われる児童福祉施設への図書寄贈費に充てられます。
![]() | ほたるいしマジカルランド (ポプラ文庫) 寺地 はるな (著) あなたのそのがんばりを、見つけてくれる人が、きっといる。 大阪北部の蛍石市にある「ほたるいしマジカルランド」は、願いごとを叶えてくれるという噂のあるメリーゴーラウンドが人気の老舗遊園地だ。 |
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