フライヤーがSNSサービス「学びメモ」をリリース 要約を読んで得た学びを、ユーザー同士で情報交換(シェア)できる!
書籍要約サービスを手掛ける株式会社フライヤーは、要約を読んで得た学びをユーザー同士で情報交換(シェア)できるSNSサービス「学びメモ」を新たに立ち上げました。
新サービスは、本から得た学びを「学びメモ」としてアウトプットしながら、55万人以上の会員同士でそのメモを共有し合えるもので、要約を配信するスマートフォン用アプリ「flier(フライヤー)」とそのブラウザ版に搭載されます。
サービス開始は2020年4月27日(月)から。アプリはiPhone向けのiOSのほかグーグルのアンドロイドにも対応します。
「学びを見える化」するサービス 気になる人の「本棚」のチェックも可能
「学びメモ」は、本から得た学びを、本人のアカウントに残しながら他のユーザーと共有できる、「学びを見える化」するサービスです。
利用者は他のユーザーのメモを読んで、参考になったら「なるほど」(いいね)、今後も振り返りたいと感じたら「クリップ」(保存)、他のユーザーに知らせたいと思えば「おすすめ」(メンション)することができます。
気になるユーザーの「本棚を見る」こともできます。興味深いコメント(学び)をする人のアカウントにアクセスすれば、その人がどういう本に興味を寄せて、どんな本からどのような学びを得ているかを知ることもできます。
他のユーザーのアカウントをフォローできる機能もあります。アカウントや「学びメモ」は、各人で公開か非公開を選べます。
レビューとは異なる「質の高いメモ」を集める工夫で、ビジネスパーソンが生かせるメモの集積場に
「学びメモ」は、一般的な書籍のレビューとは一線を画す、質の高い内容を集める工夫をしています。
一つは、ビジネス書好きの「フライヤーの会員」に限り、メモを残せる点です。加えて、約4000字の要約文章を最後まで読んだ人のみ、投稿・公開できるようにします。
投稿の敷居を上げることで、情報の質を担保し、「学びメモ」から得た知見を仕事に生かせるような環境を整えます。
投稿内容は文章のみで、文字数の制限はありません。投稿内容に公序良俗に反するような不適切なものがないか、社内で確認し、あれば削除などの対応をします。
「学びメモ」を一般のSNS(フェイスブックとツイッター)に投稿する機能も設けます。知り合いなど多くの人に、本からの学びをシェアすることができます。
今回の新サービス開始で、利用者はこれまでの「要約を読む」から「要約を通じて交流する」ことが出来るようになり、情報のより深いインプットが可能になります。
読書好き同士が、書籍を話題に、学びや気づきを互いに共有することで、本の新たな魅力を引き出されることも期待できます
著者も参加する事ができる土台作り目指す
フライヤーは「今後、本サービスを通じて、著者と読者の接点をつくっていきたい」とのことです。
利用者の「学びメモ」に対して著者が反応できたり、著者が興味のある本や著者の「学びメモ」を利用者が閲覧できるようにする環境作りなどを検討しています。
「ソーシャル・リーディング・プラットフォーム」という新しい価値を、ビジネス書籍を起点に提案
フライヤーでは、読書体験は本を読むことそのものを起点として、読者同士で内容を確認しあうことで理解を深め、本からの学びをアウトプットして、自分の人生に活かすという総合的なものだととらえています。
同社は、インターネット上でビジネスパーソンがそのような体験を得られる、最適な場を提供したいとの考えから、今までにない本からの学びを共有するSNS機能として、「ソーシャル・リーディング・プラットフォーム」と呼ぶ新しい価値を、ビジネス書を起点に提案します。
フライヤーについて
(株)フライヤーは、ビジネス書籍の要約文章をアプリやサイトで手軽に閲覧できる「flier(フライヤー)」を運営する、ITベンチャー(2013年6月設立)です。「読む時間がなかなかとれないが、話題のビジネス書の大筋は理解しておきたい」「本が多過ぎてどれを読めばいいのか分からない」。そんな忙しい現代のビジネスパーソンの悩みを解決すべく、新刊や話題のベストセラー、名著のビジネス書の要約を提供するサービスを展開しています。
最大の特長は「書評(レビュー)」ではなく「要約」である点です。書き手の主観が入る書評とは異なり、著者の主張や論理(重要ポイントや全体像)を忠実にまとめ、読者に伝えます。書評でないため、出版社と著者から要約の許可を得る必要があります。両者には要約した記事そのものの確認もお願いしており、高品質なサービスを提供しています。
要約の文字量は4000字ほどで、通常は読破するのに4~8時間かかる1冊のビジネス書を、わずか10分程度で読める工夫をしています。
要約記事は自社の編集部員に加えて、経験豊富な外部ライター約50人(数々のヒット作を手掛けたライターや、出版社の元編集者、新聞記者、経営コンサルタント、歴史研究家など)が、分かりやすくまとめます。
「フライヤー」には、新刊(9割)を中心に、毎日1冊の要約文をアップしています。現在は約2100冊(2020.4)を掲載しており、17種のカテゴリやキーワード検索で、自分に合った本を探せます。
出版社と著者から、「要約は、書籍の話題づくりや購買につながる」と、高い評価を得るまでに成長しています。
利用者は、通勤時や休憩時間といったすきま時間を有効活用し、効率よくビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンのほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。2018年に始めたAIの音声読み上げサービスも好評を博しています。
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