【第19回樫山純三賞】岩谷將さん『盧溝橋事件から日中戦争へ』と近藤正規さん『インド―グローバル・サウスの超大国』が受賞
公益財団法人樫山奨学財団は、国際的視野にたった社会有益な図書に贈る「第19回樫山純三賞」の受賞作品を発表しました。
第19回樫山純三賞が決定!
第19回樫山純三賞の受賞作品は次の通りです。
<第19回樫山純三賞 受賞作品>
【学術書賞】
岩谷將(いわたに・のぶ)さん〔北海道大学大学院公共政策学連携研究部教授〕
『盧溝橋事件から日中戦争へ』(東京大学出版会)
【一般書賞】
近藤正規(こんどう・まさのり))さん〔国際基督教大学上級准教授・インド経済研究所主任客員研究員〕
『インドーグローバル・サウスの超大国』(中央公論新社)
選考員は、川島真さん(東京大学大学院総合文化研究科教授)、末廣昭さん(東京大学名誉教授)、千野境子さん(産経新聞社客員論説委員)、波多野優子さん(公益財団法人樫山奨学財団理事)、松田康博(東京大学東洋文化研究所教授)、渡辺利夫さん(拓殖大学学事顧問・前拓殖大学総長・東京工業大学名誉教授)。
樫山純三賞について
樫山純三賞は、意欲ある社会有用な人材の育成を目的に設立された公益財団法人樫山奨学財団が財団設立30周年を記念して2006年に創設。
国際的視野にたった社会有益な図書を表彰し、その業績を一層広く世に知らしめる事を通じて、上記のような人材育成に資する事を目的としています。
![]() | 盧溝橋事件から日中戦争へ 岩谷 將 (著) なぜ局地紛争は全面戦争となったのか |
![]() | インド―グローバル・サウスの超大国 (中公新書) 近藤 正規 (著) 人口で中国を抜き世界一に、GDPでも英仏を抜き第5位に。近年では「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国のリーダーとして見られることも増えたインド。複雑化する国際政治のなかで展開する独自外交も注目されている。長くインドを研究する経済学者が、財閥の盛衰やIT産業の強さの理由といったビジネス面から、米・中・ロとの外交の検証、さらには格差問題の現状まで幅広く解説するインド入門書の決定版。 |
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