カレー沢薫さん『女って何だ?コミュ障の私が考えてみた』が文庫化 中年になった境地を綴った書下ろしを追加
朝日新聞出版は、漫画『ひとりでしにたい』や数々のウェブ連載なども話題の漫画家でコラムニストのカレー沢薫さんによる、女性の生き方をテーマにしたコラム集『女って何だ? コミュ障の私が考えてみた』を文庫し、朝日文庫より刊行しました。
女友達、仕事、家族内の役割、見た目、年齢問題――愛と毒をもって、女の難儀さを解きほぐす!
30代からの終活漫画『ひとりでしにたい』が話題の漫画家・コラムニスト、カレー沢薫さんによるコラム集『女って何だ? コミュ障の私が考えてみた』は、「女だけど、女が苦手」というコミュ障のカレー沢さんが、持ち前の妄想力を発揮して書き上げた、人間関係に疲れた方はつい笑ってしまい、いつの間にか少し気持ちがラクになること請け合いの一冊です。
第一部「女図鑑」では《菩薩女》《ウェイ系》《かわいいジャンキー》など様々な女の生態を分析。第二部では、学校や職場、家族内の役割、年齢、見た目、女の生き方を掘り下げます。
「人間関係は、社会人より学生時代のほうが明らかにキツイ」
「若い時にイイ目を見てないと、年をとることに恐怖がない」
「職場は、所詮、制限時間(退社時間)までの、我慢大会会場なのである」
など、名言多数。
学校・職場・家庭・友達・見た目・年齢問題……、さまざまな場面で直面する<女の難儀>を愛と毒をもってぶった切ります。世知辛い「コミュ力時代」を生き抜くための、刺激的コラム集です。
文庫化に際して、「文庫版あとがき」として、単行本出版から6年が経過し、中年になった境地を綴った12ページにわたる書下ろしも追加されています。
【本書の概要】
職場の同僚、ママ友、親戚、ご近所……女同士の付き合いは、いくつになっても難しい。「同じ女でありながら<女>に対して言い知れぬ畏怖を感じる」というコミュ障の著者が、日々をたくましく生きる女性たちを、生き生きと時にシニカルに描いたコラム集。
★試し読み「学校で友達を作る厄介さ」漫画家・コラムニストのカレー沢薫さん『女って何だ? コミュ障の私が考えてみた』<第1回>:https://note.com/asahi_books/n/n45fd6999c488
著者プロフィール
カレー沢薫(かれーざわ・かおる)さんは、1982年生まれ。漫画家、コラムニスト。2009年『クレムリン』で漫画家デビュー。
2021年、30代からの終活漫画『ひとりでしにたい』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。漫画に『アンモラル・カスタマイズZ』『きみにかわれるまえに』『なおりはしないが、ましになる』、エッセイに『負ける技術』『ブスの本懐』『ひきこもりグルメ紀行』『オタクのたのしい創作論』『ひきこもり処世術』など多数。
![]() | 女って何だ? コミュ障の私が考えてみた (朝日文庫) カレー沢 薫 (著) |
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