世界の名作SF・ミステリをコミカライズ! 早川書房がコミックサイト「ハヤコミ」をオープン
まもなく創業79周年の早川書房が、新コミックサイト「ハヤコミ」を2024年7月23日にオープンします。
世界の名作SF・ミステリをコミカライズ、世界じゅうの読者へ!
コミックサイト「ハヤコミ」では、世界でもっとも読まれたミステリ『そして誰もいなくなった』、二度も映画化されたSF小説の金字塔『ソラリス』、本屋大賞受賞の『同志少女よ、敵を撃て』のコミカライズなどを連載します。オリジナルコミックも続々発表予定。
さらにこれらのコミックを海外にも展開。世界の名作を読みたい読者と世界へ漫画を発信したい描き手の発信の場としていきます。
なお、すでに『そして誰もいなくなった』コミカライズは、世界6カ国に版権が売れています。
★ハヤコミ:https://hayacomic.jp/
「ハヤコミ」ラインナップ
◆『そして誰もいなくなった』(原作:アガサ・クリスティー/漫画:二階堂彩さん)
「ミステリの女王」の名で知られるイギリスを代表する作家クリスティー。全世界で1億人以上を驚愕と戦慄の渦に巻き込み、日本でも海外ミステリ・オールタイム・ベスト1位に選ばれた大傑作が、ついに完全コミカライズ!
1939年の発表から数多くのミステリ、映画、コミックに影響を与え続けてきたデスゲーム・ストーリーが、新たなコミックとして生まれ変わります。
【あらすじ】
その孤島に招き寄せられたのは、互いに面識もない、職業や年齢もさまざまな10人の男女だった。だが、正体不明の招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が……そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人また一人と殺されてゆく。アガサ・クリスティー作品の表紙イラストを担当してきた二階堂彩さんが描き出す、サスペンスフルな孤島ミステリ!
◆『ソラリス』(原作:スタニスワフ・レム/漫画:森泉岳土さん)
ポーランドに生まれ、20世紀における最高のSF作家の一人となったレムの代表作『ソラリス』。世界的ベストセラーであり、日本でも《S‐Fマガジン》にて「オールタイム・ベストSF」1位に選出されました。思弁的かつ深遠なこの作品を、唯一無二の筆致と世界観で知られる森泉さんが美しく詩情豊かに描き上げます。
【あらすじ】
惑星ソラリス――この静謐なる星は……不可解な謎に満ちていた。解明のためにステーションに派遣された心理学者のケルヴィンは、変わり果てた研究員たちを目にする。彼らにいったい何が起きたのか……? 知の巨人が世界に問いかけたSF史上に残る名作をコミカライズ!
◆『同志少女よ、敵を撃て』(原作:逢坂冬馬さん/漫画:鎌谷悠希さん/監修:速水螺旋人さん)
2022年本屋大賞受賞作・2022年高校生直木賞受賞作・2022年〈いちばん売れた小説〉が待望のコミック化。『少年ノート』『しまなみ誰そ彼』の鎌谷悠希さんがコミカライズ!
【あらすじ】
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として崩壊した。急襲したドイツ軍により、村人たちそして母親が惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。母たちを奪った敵を倒すため、セラフィマは仲間たちとともに一流の狙撃兵になるべく訓練を重ねてゆく――敵を討つ、その想いに燃える少女たちの果てしない闘いの行方。
◆その他のラインナップ
アガサ・クリスティーの名探偵ポアロ・シリーズ、『転生令嬢と数奇な人生を』(原作:かみはらさん/漫画:しろ46さん)、キアヌ・リーブスさん原作コミック『BRZRKR』、そしてカズオ・イシグロさんの作品などをアップしてゆく予定。
ローンチ時には再編集をしたアイザック・アシモフ原作〈銀河帝国興亡史〉シリーズ(作画:久間月慧太郎さん)や宮崎夏次系さんの作品を一挙掲載。さらに高橋葉介さんの作品などの一挙掲載も控えています。
【関連】
▼ハヤコミ
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