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SINCE 1991

くだらないって 最高じゃないか! 竹中直人さんエッセイ集『なんだか今日もダメみたい』が刊行

デビュー40年を経て、映画、舞台、音楽、テレビを横断する〈円熟の奇才〉竹中直人さんの愛すべき人生が詰まった50篇の書き下ろしエッセイ集『なんだか今日もダメみたい』(カバー装画:奈良美智さん)が筑摩書房より刊行されました。

 

その歩み自体が日本ポップカルチャーの裏面史だ!

「はずかし、はずかし、生きるって、なんて、はずかしくって、素晴らしきかな!」
―― 内田也哉子さん

「後ろ向きなことを言いながら毎日毎日チャレンジし続ける竹中さんが、いとおしくてたまらないのです。」
―― MEGUMIさん

「踏みしめて踊るように、噛みしめて歌うように紡がれた言葉たち。
あの深くて優しい声が聞こえてきそうです。」
―― 上白石萌音さん

 
「のだめカンタービレ」「Shall we ダンス?」「秀吉」「無能の人」「笑いながら怒る人」――TVCMから声優まで、あらゆるジャンルで活躍する奇才・竹中直人さん。

俳優、映画監督、音楽家と独自のスタイルで、メジャーとマイナーを軽々と横断、そのユーモアあるキャラクターは、加山雄三さん、内田裕也さん、忌野清志郎さん、高橋幸宏さんらカルチャー界のレジェンドたちから愛され、若手からは慕われる。

 
――本書はそんな竹中直人さんが芸能活動40年を経て語るエッセイ集です。

忘れられないあの日の光景、多彩な交友関係から生まれるハチャメチャなエピソード、夢で見た不思議な出来事、大好きな映画と監督からのインスピレーション、10代の頃の淡い(?)恋物語……独特な感性と思考、創作の根源を覗き見るような破天荒かつおセンチ、そしてちょっぴりカオスな竹中ワールドが展開されます。

 

本書の目次より

豊臣くん (大河ドラマ「秀吉」でのエピソード)
口笛とウクレレ (サザンオールスターズ・関口和之さんとの音楽活動)
日本人なのに・・・・・・ (ドラマ 「のだめカンタービレ」でのエピソード)
ユキヒロさん(高橋幸宏さんとのこと)
なぁ (半自伝的エッセイ)
ぼくの好きな国分寺 (学生時代のエピソード)
加山雄三の話を聞いてくれ
向上心のない男 (新藤兼人監督とのエピソード)
ショーケン (萩原健一さんとのエピソード)
間違ってますか? (内田裕也さんとのエピソード)
玉殿(玉置浩二さんとのエピソード)

 

著者プロフィール

竹中 直人(たけなか・なおと)さんは、1956年3月20日生まれ、神奈川県出身。俳優、映画監督、ミュージシャンなど幅広く活躍。

1991年には主演も務めた初監督作『無能の人』がヴェネチア国際映画祭で国際批評家連盟賞、第34回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞したほか、監督作・出演作で受賞歴多数。

その他の監督作に「119」(1994)、「東京日和」(1997)、「連弾」(2001)、「サヨナラCOLOR」(2005)、「山形スクリーム」(2009)、「R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私」(2013)、「ゾッキ」(2021)、「∞ゾッキ平田さん」(2022)、「零落」(2023)、「たてこもり」(2024)がある。

 

 


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