Bunkamuraドゥマゴ文学賞×東京日仏学院がトークイベント「文学賞からはじめるフランス文学」を開催
東急文化村(東京・渋谷)が主催するBunkamuraドゥマゴ文学賞は、東京日仏学院(在日フランス大使館)との共催で、トークイベント「文学賞からはじめるフランス文学」を1月28日(日)に開催します。
初心者必見!フランス文学のプロが語る“フランス文学”を知るトークイベント
カフェから始まったドゥマゴ賞や、五大文学賞といわれるゴンクール賞、フェミナ賞、ルノードー賞、メディシス賞、アンテラリエ賞など、数百あるフランスの文学賞について、それぞれの特徴をご存知でしょうか?
Bunkamuraドゥマゴ文学賞ホームページで「フランス文学の愉しみ」を連載している東京日仏学院講師(元メディアテーク(図書館)主任)の野村昌代さんは同連載の中でこう語っています。
「文学賞は、多数ある作品の中で、捉えられがたい才能に光をあてる役割を果たしているのではないでしょうか。その作品が仮に、非常識に思えたものであっても、実は、人々の心の奥底にあるエネルギーが結晶して、新たな未来をつくる可能性をもっていることを誰かが予感しなければなりません。」
――No.1「パリ、1933年、ドゥマゴ文学賞誕生」より(https://www.bunkamura.co.jp/bungaku/essays/tanoshimi/book1.html)
ドゥマゴ賞や、フランスで権威ある文学賞とされるゴンクール賞、ルノードー賞、メディシス賞、アンテラリエ賞、女性12名が審査員を務めるフェミナ賞…フランスにも数多くの文学賞があります。マルグリット・デュラスは『愛人 ラマン』でゴンクール賞を受賞、フェミナ賞では日本人が外国語作品賞を受賞したことも。様々な文学賞の歩みが一助となり、今日、そして未来の文学を作り上げています。
今回のトークイベントでは、野村昌代さんが、フランスの主要な文学賞についてそれぞれの特徴や受賞作などを語ります。もちろんBunkamuraドゥマゴ文学賞の元となるドゥマゴ賞の特徴も取り上げます。この機会に文学賞を通じてフランス文学に触れてみませんか?
「文学賞からはじめるフランス文学」開催概要
■日時:2024年1月28日(日) 14:00開演(受付開始 13:30)
■会場:東京日仏学院(東京都新宿区市谷船河原町15)
■登壇者:野村昌代さん(東京日仏学院講師・元メディアテーク(図書館)主任)
■料金:2,000円(税込)
※全席自由
※未就学児入場不可
■主催:東京日仏学院(在日フランス大使館)、Bunkamura
★詳細&申込み:https://www.bunkamura.co.jp/event/lineup/20240128.html
登壇者プロフィール
野村昌代さんは、東京日仏学院講師(元メディアテーク(図書館)主任)。フランス文学博士(グルノーブル第3大学)、成城大学講師、図書館司書(パリ第10大学)、フランス文学紹介エッセイスト。
Bunkamuraドゥマゴ文学賞のホームページで、“今のフランス”が垣間見られる現代のフランス文学を紹介する「フランス文学の愉しみ」を連載中。
Bunkamuraドゥマゴ文学賞とは
パリで90年続く「ドゥマゴ賞」のユニークな精神を受け継ぎ、1990年に創設。権威主義に陥らず、既成の概念にとらわれることなく、先進性と独創性のある、新しい文学の可能性を求めています。受賞作は、毎年交代する「ひとりの選考委員」によって選ばれ、選考委員の任期は1年です。
第33回(2023年度)は俵万智さんの選考により、山崎ナオコーラさん著『ミライの源氏物語』(2023年3月 淡交社)に決定しました。第34回(2024年度)選考委員は桐野夏生さんで、受賞作の発表は2024年9月を予定しています。
★URL:https://www.bunkamura.co.jp/bungaku/
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