元県警警部が元総理狙撃事件の長い一日から始まる様々な人間ドラマを描く『小説・日本の長い一日』が刊行
長く公安・警備部門で活動してきた本郷矢吹さんが元総理狙撃事件の長い一日から始まる様々な人間ドラマを描いた『小説・日本の長い一日』がART NEXTより刊行されました。
鈴木エイトさん推薦!長く公安・警備部門で活動してきた著者が非現実の中に現実を織り込み「限界突破」に挑んだ『小説・日本の長い一日』
<「統一教会」を20年取材してきた鈴木エイトさんが激動の今こそ読みたい1冊と推薦!>
「この小説は本当に全てがフィクションなのか。散りばめられた”真相”が現実とリンクした時、読者は戦慄するだろう」
2022年7月8日、元総理が銃弾に倒れた。だがこれだけの重大事件でありながら、国民に対する情報発信は極めて少ない。この事件が起きた時、現場では、またその裏ではどのようなことが起き、組織や人々はどのように動いていたのか――。
この作品は、警察庁での勤務経験もある元県警警部が、公安警察での経験を基にして書き上げた「非現実の中に現実を織り込んだ」小説。そこには、フィクション作品という最大限の利点を活かし「限界突破」を覚悟した内容まで書き込んでいます。
本企画は実際の事件をモチーフにして新たな視点で捉え、事件の背後に何らかの陰謀は存在しないのか、 要人狙撃事件により翻弄される関係者と表面化しない側面、国内政治及び激変する国際関係を描いた新ジャンルのフィクション小説です。
本書のあらすじ
元総理が息子洋介の選挙応援演説中に群馬県高崎市内で狙撃されて死亡する。狙撃現場の警備責任者、県警本部、内閣官房調査室、メデイア、そして家族の長い一日が分刻みで動くなか、直後に逮捕された被疑者は元陸上自衛官だった。
この人物を、主人公の山田は2週間ほど前から知っていた。山田は警察庁外事課長で、友人の防衛省情報課長の井上から被疑者である石田悠人の出入国確認を依頼されたためだった。狙撃の瞬間から、真相を探ろうとする二人の運命は、思わぬ方向へ動き出す・・・
●リアル感のある設定
小説でありながらも、現実の世界をより忠実に再現しようとした作品で、同時に政治的、国際的な側面をわかりやすく説明している。主線では事件の全容解明が展開する一方、伏線では情報戦が展開しながら、そこに登場人物の複雑な思いが絡み合う。
●狙撃事件発生時の関係各機関の動き
事件現場での動きや各監督官庁、政府の動きを個性的な担当者によってリアルに、そして分かりやすく構成。
●事件の動機から見る被疑者の決意と新たな関係者
「政策が気に入らない」ことが狙撃理由だと警察は発表。その動機は、真実だったのか?
●宗教団体に傾倒する報道
宗教団体に傾倒する報道。問題のある団体ではあるが、本質の話なのか?この狙いは何であり、そこから見えるものは?
●日本を取り巻く世界情勢
ロシアの侵攻や北朝鮮のミサイル発射、そして、中国の台湾統一問題。日本はアメリカとの軍事同盟だけで問題はないのか?
「自分の頭で考える日本人が増えてほしい」という著者の強いメッセージが伝わる渾身のデビュー作!
著者プロフィール
著者の本郷矢吹さんは、1967年生まれ、東京都出身。某県警に拝命後、警察本部で外事課に籍を置き、韓国語の能力を活かして朝鮮半島を中心とした周辺国の情報を担当。その間、国内外の情報機関の担当者と交流を持ち、国際情勢に幅広く精通する。
警察庁では危機管理を担当した経歴も有する。
小説・日本の長い一日 本郷矢吹 (著) |
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