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「産んでなくても、家族です」ペク・ジソンさん『結婚も出産もせず親になりました』が刊行

ペク・ジソンさんのエッセイ『結婚も出産もせず親になりました 非婚のわたしが養子と作る〈新しい家族〉』が大和書房より刊行されました。

 

非婚を選んだ女性が養子縁組により2人の娘を育て、考えたこと

編集者として20年働く著者は、結婚をせずに2人の子を養子として迎え、育てることに。
変化する結婚観や社会制度と向き合い、新しい家族をつくっていく様子を綴った一冊です。

 
《昔から、結婚をしてもしなくても養子を迎えたいと思っていた。
未来を楽観できない世の中で子どもを産みたくはない。
きちんと面倒をみてもらえていない子どもたちが大勢いるのに、わたしが新しく産まなくてもいいんじゃないかな? 
こんな考えも頭の中を占めていた。》
――本文より

 

本書の目次

第1章 新しい家族の誕生

第2章 養子縁組は「隠すもの」じゃない

第3章 娘たちの個性と才能

第4章 家族を取り巻く社会

第5章 韓国の養子縁組事情

第6章 子育てしやすい世の中にするには ――お金、仕事、社会の安全

 

著者プロフィール

 
■ペク・ジソンさん

編集者。出版社トタルンウジュ(もう一つの宇宙)代表。20年間、編集者としてさまざまな組織での勤務を経て、2022年に出版社を設立。中国最後の母系社会として知られるモソ族に関する記事を読んだことをきっかけに現代版・母系家族の可能性を夢見るようになり、2010年と2013年に女児を養子縁組して育てている。2人の娘と一緒に世の中を学びながら、新たな知識と経験を積み重ねていくことに心をときめかせている。

著書に『経済経営本の作り方』(2020年、未邦訳)、訳書に『少女たちの感情レッスン』(原題:YOU DON’T UNDERSTAND ME、タラ・ポーター著、2024年、未邦訳)がある。

 
■訳:藤田麗子( ふじた・れいこ)さん

韓日翻訳者&ライター。福岡県福岡市出身。訳書にジョン・センムル著『私は今日も私を信じる~「自分だけの魅力」の磨き方』、ホン・ファジョン著『簡単なことではないけれど大丈夫な人になりたい』(ともに大和書房)、チュ・オンギュ著『SUPER NORMAL 凡人が上位1%の「成功者」になる抜け道』、クルベウ著『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』(ともにダイヤモンド社)、ジャチョン著『逆行者 お金 時間 運命から解放される、人生戦略』(CCCメディアハウス)などがある。

 

結婚も出産もせず親になりました~非婚のわたしが養子と作る<新しい家族
ペク・ジソン (著), 藤田麗子 (翻訳)

「結婚しないということも、養子を迎えるということも、わたしにとってはごく自然な選択だった。」
非婚を選んだ女性が養子縁組により2人の娘を育て、 考えたこと。

編集者として20年働く著者は、結婚をせずに2人の子を養子として迎え、育てることに。
変化する結婚観や社会の制度と向き合い、新しい家族をつくっていく様子を綴った一冊。

本書を読めば、確信できるだろう。
子どもが幸せに育つために必要なのは、血縁でも男女の結婚でも規範に縛られた家庭でもないという事実を。
――イ・ミンギョン(文化人類学者、『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』著者)

 


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