【第14回アガサ・クリスティー賞】睦月準也さん「マリアを運べ」が受賞
早川書房は8月8日、第14回アガサ・クリスティー賞の受賞作品を発表しました。
第14回アガサ・クリスティー賞が決定!
第14回アガサ・クリスティー賞の最終選考会が8月6日、早川書房において開催され、受賞作品が次の通り決定しました。
<第13回アガサ・クリスティー賞 受賞作品>
睦月準也(むつき・じゅんや)さん
「マリアを運べ」
受賞者の睦月準也さんは、1984年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。受賞作品は早川書房より12月に刊行される予定です。
※受賞作品のあらすじ等、詳細は、https://www.hayakawa-online.co.jp/new/2024-08-08-114136.html をご覧ください。
選考委員は、鴻巣友季子さん、杉江松恋さん、法月綸太郎さん、清水直樹「ミステリマガジン」編集長。詳しい選考過程、選評は『ミステリマガジン』2024年11月号(9月25日発売)に掲載されます。
なお、最終候補作は以下の4作品でした。
【最終候補作】
◎根本起男さん「DIVE 青き闇の温もり」
◎中島礼心さん「踊るメサイア-The Adventure of the Dancing Messiah-」
◎睦月準也さん「マリアを運べ」
◎伊達俊介さん「「ゲルニカ」一九三七年」
アガサ・クリスティー賞について
アガサ・クリスティー賞は、「本格ミステリをはじめ、冒険小説、スパイ小説、サスペンスなど、アガサ・クリスティーの伝統を現代に受け継ぎ、発展、進化させる総合的なミステリ小説を対象とし、新人作家の発掘と育成を目的」とする公募の新人文学賞です。
早川書房と公益財団法人「早川清文学振興財団」が、英国アガサ・クリスティー社の協力を得て創設。アガサ・クリスティー社の公認を受けた世界で唯一のミステリ賞です。
受賞者には、正賞としてクリスティーにちなんだ賞牌、副賞として賞金100万円が贈られます。
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