トーハン×Nebraska「MUJIN書店」が都内3店目をオープン
書店取次大手のトーハンとNebraskaは、Nebraskaが開発し、昨年3月に開始した無人営業化ソリューション「MUJIN書店」の実証実験の第3号店として「メディアライン大山店」(東京都板橋区)をリニューアルし、3月15日より有人・無人ハイブリッド型24時間営業をスタートしました。
実証実験「メディアライン大山店」有人・無人ハイブリッド24時間営業化
■実験期間:2024年3月15日~
■営業形態
◎有人:月~土 10:00~22:00、日・祝10:00~21:00
◎無人:月~土 22:00~翌10:00、日・祝 21:00~翌10:00
※導入以前は有人営業のみ、月~土10:00~22:00、日・祝10:00~21:00
■店休日:年中無休
■売場面積:35坪
■店舗概要:東京都板橋区大山町4-4 東武東上線 大山駅 南口徒歩すぐ
■運営会社:スーパーブックス(トーハングループ)
<「MUJIN書店」の利用方法>
(1) LINE公式アカウントを友だち追加:5秒で追加可能。店頭のQRコードから書店のLINE公式アカウントを友だち追加
(2) 入店:無人営業中の入店はドア横のQRコードを読込むと自動ドアが開きます(有人営業中は認証不要)
(3) 会計:完全セルフ&キャッシュレスで会計、購買履歴などをLINEで確認可能です
「MUJIN書店」これまでの経過と今後の展望
◎2023年3月 実証実験1号店 山下書店世田谷店
◎2023年11月 実証実験2号店 メディアライン曙橋店
◎各店とも24時間営業化により夜間早朝の購買ニーズに応えたことで売上が増加し、キャッシュレスセルフレジを組み合わせた無人営業化により店舗収益にも改善効果が確認されています。顕著な万引被害増加はなく、店内での迷惑行為なども発生していません。
◎2023年11月、出版業界を挙げてのイベント「京都ブックサミット」にて、ビジネスカスタマー向けの特別展示「出版のDX化の未来について」に出店し、トーハンとNebraskaが共同で、関西圏の書店・出版社にも「MUJIN書店」のエッセンスを体験してもらいました。
〈今後の展望〉
◎2024年度以降、トーハングループにとどまらず広く一般書店への導入提案を計画しています。
◎トーハンとNebraskaは、先行導入店舗で得られた知見をもとに、引き続き「MUJIN書店」サービスモデルのブラッシュアップを進めます。
◎両社はともに出版業界・書店業界の持続可能な活性化を目指すパートナーとして、「MUJIN書店」の開発・普及を皮切りにDX/イノベーションを推進し、次世代型書店モデルの創出に取り組んでいきます。
【参考】京都ブックサミット 配布資料
◆「市谷の杜 本と活字館」で企画展「ようこそ魅惑の書籍用紙の世界」を開催 | 本のページ
◆旅と暮らしの本屋「アンダンテ」が東京・千石にオープン | 本のページ
◆寺地はるなさん〈“つながり”と再生〉の物語『雫』が刊行 | 本のページ
◆「蔦重」はいかにして江戸のメディア王にのし上がったか――増田晶文さん『蔦屋重三郎 江戸の反骨メディア王』が刊行 | 本のページ