怪獣の襲来が“日常”になった世界で起こる、三つの殺人事件!大倉崇裕さん〈怪獣パニック×本格ミステリ〉『殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官』が刊行

大倉崇裕さん著『殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官』(画:田中寛崇さん)
「名探偵コナン」、「ウルトラマン」シリーズの脚本も手掛ける大倉崇裕さんの最新刊『殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官』(画:田中寛崇さん)が二見書房より刊行されました。
『殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官』あらすじ
正体不明の巨大生物「怪獣」の度重なる出現に対抗すべく、専門省庁「怪獣省」が置かれ、発見・予報・殲滅の撃退プロセスを確立させた日本。
怪獣の進行方向や攻撃方法を分析する予報官の岩戸正美は任務中、奇妙な事件に遭遇する。
風力発電所の停止命令が届かなかった町で、瓦礫の下から見つかった死体。音響統制が敷かれた静寂の中で鳴り響いた一発の銃声。怪獣が生息していると噂される湖で失踪した調査官――そして、怪獣にまつわる事件には必ず、年季の入ったコートをなびかせた一人の中年男が現れる。
警察庁特別捜査室の船村と名乗ったこの男のことを、正美は噂で知っていた。
怪獣に関連した特殊な事件を扱う「怪獣捜査官」。
正美は、怪獣を巡る奇妙な事件の捜査に巻き込まれていく……。
著者プロフィール
著者の大倉崇裕(おおくら・たかひろ)さんは、1968年生まれ、京都府出身。学習院大学法学部卒業。1997年「三人目の幽霊」で第四回創元推理短編賞佳作、1998年「ツール&ストール」で第二十回小説推理新人賞を受賞。2001年『三人目の幽霊』でデビュー。
代表作である白戸修シリーズ、福家警部補シリーズ、警視庁いきもの係シリーズはいずれもTVドラマ化されている。
近年は「名探偵コナン」や「ルパン三世」といった作品の脚本も手掛ける。怪獣や特撮への造詣も深く、「ウルトラマンマックス」の脚本にも参加している。
殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官 大倉 崇裕 (著), 田中 寛崇 (イラスト) |
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