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ジャルジャル・福徳秀介さん〈恋愛短編集〉『耳たぷ』が刊行

お笑いコンビ「ジャルジャル」の福徳秀介さんの恋愛短編小説集『耳たぷ』が小学館より刊行されました。

 

「ジャルジャル」福徳秀介さんが描く、青春のころの恋模様

お笑いコンビ「ジャルジャル」として、「キングオブコント2020」優勝、TV・舞台・YouTube 等で活躍する福徳秀介さん。知る人ぞ知るショートショートの名手で、昨年11月に小学館より刊行された青春短編集『しっぽの殻破り』では、糸井重里さんや脚本家・坂元裕二さんからも面白いと絶賛され、発売即重版となり、好評を博しています。

 
第2弾短編集となる『耳たぷ』のテーマは「恋愛」。独特の観察眼で恋模様を描いた、書き下ろしを含む全24話を掲載しています。

 
読売中高生新聞での連載中、「福徳さん、私の学生時代に隣にいた?」など、読者から驚きと共感の声が多数寄せられるほど、10代の恋の微細な感情を照らし出してきた作品を収録。また、大学生から社会人の恋愛の機微を描いた作品や、大人になってからあの頃の恋煩いを振り返る作品も収録されるなど、様々な角度で恋する人の心模様に光を当てていく、万華鏡のような短編集です。巻末には各話への著者あとがきもついています。

 

担当編集者より

ジャルジャル福徳さんの描く物語は、なぜこんなにおもしろいのか。どこかで感じてはいるけれど言語化されない心情と、日常のあるあるだけど見逃しがちな情景を、巧みに結びつけて物語にして見せてくれるからだろうか。短い文章ながら心の深いところに触れてくるからだろうか。この不思議な感覚をぜひ味わっていただきたいです。

 

本書の目次

十秒先の未来に
ソフトクリームの置物
大好きと好き
耳たぷ
杖を持つ人がいないと杖は立たない
キスヒーロー
父さん、母さんには内緒だよ
理由な彼女
作られた笑顔
寝転ぶ影
恋の教訓
大雑把な過酷
恋の非行行為
幸せな答え合わせ
こんなオレとあんなマヨ
暑い廊下のせいで
美人
近づきたいのか、近づいてきて欲しいのか
私のことなんか言ってた?
じょうろが不安定な<デンジャーな日>
飛行機雲を見る僕を見る君
赤いパーカの女
原宿を歩いていたらこうなった
おもしろい女友達

あとがき

 

著者プロフィール

福徳秀介(ふくとく・しゅうすけ)さんは、1983年生まれ、兵庫県出身。関西大学文学部卒業。同じ高校の後藤淳平さんと2003年にお笑いコンビ「ジャルジャル」を結成。TV・ラジオ・舞台・YouTube 等で活躍。キングオブコント2020 優勝。

著書に、絵本『まくらのまーくん』(タリーズピクチャーブックアワード大賞受賞)、絵本『なかよしっぱな』、長編小説『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』短編小説集『しっぽの殻破り』がある。

 

耳たぷ
福徳 秀介 (著)

独特の観察眼で心模様を描いた恋愛短編集

 


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