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浅野皓生さん「第44回横溝正史ミステリ&ホラー大賞」優秀賞受賞作『責任』が書籍化

2024年4月に発表された「第44回横溝正史ミステリ&ホラー大賞」で優秀賞を受賞した浅野皓生さん著『責任』(「責」を改題)がKADOKAWAより刊行されました。

 

あのとき、俺が追わなければ――。

 
[選評より]
「テツという刑事の執念の捜査を通して丁寧にその真相を追っていくプロセスがいい。」
――黒川博行さん

 
【あらすじ】

あのとき、俺が追わなければ。

雪の深夜の当直中、刑事の松野徹は不審車両に遭遇し職務質問する。運転手の藤池光彦は急発進、徹は追跡するが車は交差点に突っ込み、光彦と通りかかった車の家族四人が死亡する大惨事となる。警察への批判が強まりかけたとき、光彦が事故直前に強盗致傷事件を起こしていたと判明、非難は遺族に集中した。冤罪を疑う光彦の両親から再捜査を嘆願された徹は、自責の念に誘われるように引き受けてしまう。新事実など出てきようがない、はずだったが――。

 
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https://note.com/kadobun_note/n/n0d1200b54fba

 

著者プロフィール

浅野皓生(あさの・こうせい)さんは、2001年生まれ、東京都世田谷区出身・在住。。男性。東京大学法学部在学中。

2022年「殺人犯」で東大生ミステリ小説コンテスト大賞を受賞(「テミスの逡巡」と改題し『東大に名探偵はいない』に収録)。2024年「責」で第44回横溝正史ミステリ&ホラー大賞優秀賞を受賞。

 

横溝正史ミステリ&ホラー大賞について

横溝正史ミステリ&ホラー大賞は、KADOKAWAの新人文学賞として、ともに四半世紀以上の歴史を持つ「横溝正史ミステリ大賞(第38回まで)」と「日本ホラー小説大賞(第25回まで)」を統合し、ミステリとホラーの2大ジャンルを対象とした新たな新人文学賞として2018年2月に創設(横溝正史ミステリ大賞の回数を通算し、第39回からとしています)。

50余年にわたり推理・探偵小説を精力的に執筆し続け、また怪奇・ホラー小説にも親和性が高い横溝正史さんの名を冠し、エンタテインメント性にあふれた、新たなミステリ小説またはホラー小説を公募する文学賞です。

対象となるのは、広義のミステリ小説、又は、広義のホラー小説。年齢・プロアマは不問。ただし未発表の作品に限ります。原稿は、40字×40行で75枚以上150枚以内。手書き原稿は、400字詰め原稿用紙300枚以上600枚以内。

★公式サイト:https://awards.kadobun.jp/yokomizo/

 

責任
浅野 皓生 (著)

装丁:坂詰佳苗
装画:川端健太

 
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