平谷美樹さん〈江戸のレンタルショップ×謎解き〉『貸し物屋お庸謎解き帖 夏至の日の客』が刊行
江戸のレンタルショップ・貸し物屋の娘店主が借り手の秘密や困り事、企みを見抜いて収める人情たっぷりの痛快時代小説「貸し物屋お庸謎解き帖」シリーズ第5弾、平谷美樹さん著『貸し物屋お庸謎解き帖 夏至の日の客』が大和書房より刊行されました。
江戸のレンタルショップを舞台に、口は悪いが情に厚い美形の娘店主が謎捌き!
【あらすじ】
「放っておけねえ。これはいつものおせっかいとは違うんだ」
「無い物はない」の看板を掲げる江戸の貸し物屋・湊屋両国出店の娘店主お庸は、物だけでなく力も知恵も貸してくれる──そんな噂を聞きつけて、今日も訳ありのお客が暖簾をくぐる。
夏至の日にギヤマンの杯を借りに来た男の真の目的は?
吉原の女郎が「赤ん坊を貸してくれ」と揚屋町出店を訪ねた理由は?
住み慣れた家に「幽霊が出る」ようになったことにまつわる秘密とは?
お客が求める貸し物の陰に隠れた秘密を見抜いて収めるお庸の謎捌きが痛快な、大人気書き下ろし時代小説、待望の第5弾!
〔目次〕
・花の宴
・炬燵の中
・夏至の日の客
・揚屋町の貸し物
・宿替え始末
著者プロフィール
平谷美樹(ひらや・よしき)さんは、1960年生まれ、岩手県出身。大阪芸術大学卒業。中学校の美術教師を務める傍ら創作活動に入る。
2000年『エンデュミリオンエンデュミリオン』で作家デビュー。同年、『エリ・エリ』で小松左京賞を受賞。2014年「風の王国」シリーズで歴史作家クラブ賞・シリーズ賞を受賞。
著書に「草紙屋薬楽堂ふしぎ始末」「貸し物屋お庸謎解き帖」(だいわ文庫)シリーズのほか、「修法師百夜まじない帖」(小学館文庫)シリーズ、「貸し物屋お庸」(招き猫文庫)シリーズ、「採薬使佐平次」「江戸城 御掃除之者!」「よこやり清左衛門仕置帳」(角川文庫)シリーズ、『でんでら国 上・下』『鍬ヶ崎心中 幕末宮古湾海戦異聞』(小学館文庫)、『柳は萌ゆる』(実業之日本社文庫)、『国萌ゆる 小説 原敬』『虎と十字架』(実業之日本社)、『大一揆』(角川文庫)、『賢治と妖精琥珀』(集英社文庫)等、多数がある。
![]() | 貸し物屋お庸謎解き帖 夏至の日の客 (だいわ文庫) 平谷美樹 (著) 江戸のレンタルショップを舞台に口は悪いが情に厚い美形の娘店主が謎捌き! |
<シリーズ第1弾>
![]() | 貸し物屋お庸謎解き帖 桜と長持 (だいわ文庫) 平谷 美樹 (著) 「無いものはない」の看板を掲げる貸し物屋・湊屋両国出店の主は、美形だが口の悪さで知られる江戸娘、お庸。 |
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