本のページ

SINCE 1991

青木宣親さん×尾崎世界観さんが異色のコラボ!『青木世界観』が刊行

東京ヤクルトスワローズの青木宣親選手と音楽家/作家の尾崎世界観さんによる対話集『青木世界観』が文藝春秋より刊行されました。

 

スワローズのレジェンドとスワローズを愛する音楽家/作家の対話から立ち現れる新たな“世界観”!

本書は、ヤクルトスワローズのレジェンド青木宣親さんと、熱烈なヤクルトファンのミュージシャンにして作家の尾崎世界観さん――プライベートでも交流のあるお二人が、縦横無尽に語り合う対話集です。

 
テーマは「チャンス」「才能」「技術」「数字」「失敗」「コミュニケーション」「継続」「勝利」「引退」の9つ。

尾崎さんは「チャンスをつかむために必要なことは?」「才能とは何なのか?」「数字は仕事においてどういう意味を持つのか?」といった問いを次々に青木さんにぶつけ、青木さんは自らの経験をもとに、それらの問いを真剣に打ち返していきます。

 
「最終打席でも最後に一本打てる選手じゃないと生き残れない」
「勝ったと思ったら、もうそれ以上先はないですよね」
「自分の才能の“取扱説明書”は、自分自身で持っていないと」
「とにかく一歩踏み出せば、二歩目が進める。二歩目って、割と楽なんです」
「結局は何事も“自分流”なんですよ」

 
尾崎さんが青木さんから引き出すこうした言葉は、あるジャンルでトップレベルへと到達したプロフェッショナルの言葉であり、「野球の話」の枠を超え、仕事をする人すべてに響くものになっています。

尾崎さんは青木さんの言葉を指して、「なにげない心にさりげなく響く、限りなく天才の言葉」だと評します。

 
ヤクルトファンにとっては、レジェンド青木宣親さんの“世界観“の一端に触れることができる一冊であり、尾崎世界観ファンにとっては、小説、音楽とはまた違う尾崎さんの新たな“世界観”を知る一冊であり、野球ファンにとっては、超一流プレーヤーの思考回路を覗き見ることができる一冊です。

 
<尾崎世界観さんからのコメント>

青木さんの言葉は「なにげない心にさりげなく響く、限りなく天才の言葉」だ。

 
<青木宣親さんからのコメント>

尾崎さんってとにかくよく野球を見ているんですよ。会話をしている中でも、目線がもの凄くコアで、僕も「そんなところを見ているのか!」と驚くほどです。

 

本書の目次

はじめに 尾崎世界観

第一章 チャンス

第二章 才能

第三章 技術

第四章 数字

第五章 失敗

第六章 コミュニケーション

第七章 継続

第八章 勝利

第九章 引退

おわりに 青木宣親

 

著者プロフィール

 
■青木宣親(あおき・のりちか)さん

1982年生まれ、宮崎県日向市出身。2003年、東京ヤクルトスワローズ入団。2005年、イチロー選手以来プロ野球史上2人目となるシーズン200安打を達成。2010年、プロ野球史上初となる2度目のシーズン200安打を達成。2012年、ミルウォーキー・ブルワーズに入団。2014年、カンザスシティ・ロイヤルズでワールドシリーズに出場。2017年、日米通算2000安打を達成。MLBでの所属球団数7は野茂英雄選手と並んで日本人選手最多タイ。2018年、ヤクルトスワローズに復帰。2021年、日本シリーズを制して日本一に。

 
■尾崎世界観(おざき・せかいかん)さん

1984年生まれ、東京都出身。ロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル、ギター。2012年、アルバム「死ぬまで一生愛されてると思ってたよ」でメジャーデビュー。2016年、初小説『祐介』(文藝春秋)を書き下ろしで刊行。2020年「母影」が第164回芥川龍之介賞の候補となる。

その他の著書に『苦汁100%』『苦汁200%』(文藝春秋)、『泣きたくなるほど嬉しい日々に』(KADOKAWA)などがある。2024年7月に単行本が刊行された小説『転の声』(文藝春秋)は第171回芥川龍之介賞の候補作に選出された。

 

青木世界観
青木 宣親 (著), 尾崎 世界観 (著)

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です