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「私はチクワに殺されます」五条紀夫さん〈前代未聞のチクワ・サスペンス〉『私はチクワに殺されます』が刊行

「私はチクワに殺されます」――チクワの散乱した心中現場で、そんな書き出しから始まる手記が見つかったことで始まる、世にも奇妙で恐ろしい物語、五条紀夫さん著『私はチクワに殺されます』が双葉社より書きおろし文庫として刊行されました。

 

チクワで人を殺す? 前代未聞のチクワ・サスペンス『私はチクワに殺されます』

著者の五条紀夫さんは、第9回新潮ミステリー大賞の最終候補作をいきなる文庫化した“全員もう死んでる”系ミステリー『クローズドサスペンスヘブン』で2023年にデビュー。今年4月には電子書籍化・映像化、絶対不可能なメタ学園ミステリー『イデアの再臨』を上梓しています。

そんな五条紀夫さんが次に放ったのが、チクワ・サスペンスという(おそらく)史上初のジャンルに分類される奇書『私はチクワに殺されます』です。

 
【あらすじ】

チクワの穴を通して人の姿を見ると、その人物の死に様が見える――。巷に溢れるチクワの秘めたる怖ろしい力に気付いたトラック運転手の男は、己だけが知る事実の重さに苛まれ、やがて身を滅ぼしていく。

荒唐無稽な設定から始まる奇妙な物語は、複数の視点から語られることで全く異なる側面を見せる。予想不可能な結末が待ち受ける、前代未聞・驚天動地のチクワ・サスペンスここに開幕!

 
<ゲラを読んだ全国の書店員からも、混乱と戸惑い、そして激賞の感想が続々と!>

全人類読むべき。読まなければわからない凄さがこの本にはあります。
(喜久屋書店橿原店 井上七海さん)

最初から自分は何を見てきたのか。仰天した。息が苦しい。
(ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん)

荒唐無稽なタイトルと展開は予想を超え、そのチクワっぷりに啞然。
チクワが頭から離れませぬ。
(未来屋書店大日店 石坂皐月さん)

最初に「チクワ?」と思わず笑ってしまったことをお詫びします。
読み始めて5分で、これはとんでもなく恐い物語では…と鳥肌が立ちました。
(未来屋書店発寒店 宍戸和美さん)

チクワのチクワによるチクワのためのチクワミステリです。
(未来屋書店新浦安店 中村江梨花さん)

 

担当編集者さん コメント

「チクワで人を殺す話です」。社内外の人間にこの作品を最初に紹介するときはこの一文から始めているのですが、正直に言って自分でも何を言っているのか分かりません。

 
読んだことないほど奇妙な設定に驚き、物語を通じて二転三転していく真実に騙され、待ち受ける予想しえない結末に恐怖する。全く新しい読書体験を与えてくれる1冊です。ぜひ食わず嫌いせずに、一度お試しあれ。

――双葉社文芸出版部 植木陽平

 

著者プロフィール

五条紀夫(ごじょう・のりお)さんは、小説家。2022年に「全員もう死んでる」ミステリという奇抜な設定が話題を呼んだ『クローズドサスペンスヘブン』で新潮ミステリー大賞最終候補に選出され、2023年にてデビュー。

近著に『イデアの再臨』(新潮文庫nex)がある。

 

 
【関連】
試し読み | 私はチクワに殺されます

 


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