スズキタゴサクが帰ってくる! 呉勝浩さん『爆弾』続編『法廷占拠 爆弾2』が刊行
2022年に ミステリランキング『このミステリーがすごい!』と『ミステリが読みたい!』で1位を獲得した呉勝浩さん著『爆弾』の続編となる『法廷占拠 爆弾2』が講談社より刊行されました。
今度の舞台は東京地方裁判所――史上最悪の爆弾魔、スズキタゴサクの裁判のさなか、前代未聞の立てこもり事件が始まる!
2024年7月31日、ふたたび東京が炎上する――。
『このミステリーがすごい! 2023年版』国内編(宝島社)、『ミステリが読みたい! 2023年版』国内篇(早川書房)で驚異のダブル1位を獲得した呉勝浩さん『爆弾』の続編の発売が決定しました。タイトルは『法廷占拠 爆弾2』。そう、今度の舞台は法廷です。
史上最悪の爆弾事件から約1年。
スズキタゴサクの裁判が行われていた東京地方裁判所104号法廷で事件は起こります。
スズキが相変わらずの詭弁で弁護士すら煙に巻いている中、突如傍聴人のひとりから「異議あり」という言葉が飛んでくる。一発の銃声とともに立ち上がった青年により、法廷は瞬く間に占拠されたのです。
「ただちに死刑囚の死刑を執行せよ。ひとりの処刑につき、ひとりの人質を解放します」
人質は約100名。警視庁のお膝下で起こった前代未聞の籠城事件。
立ち向かうのは、警視庁の高東柊作と、前作でも登場したあの人物。
超ド級のノンストップ・ミステリー、ふたたび!
著者プロフィール
呉勝浩(ご・かつひろ)さんは、1981年生まれ、青森県出身。大阪芸術大学映像学科卒業。現在、大阪府大阪市在住。2015年『道徳の時間』で第61回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。
2018年『白い衝動』で第20回大藪春彦賞を受賞、同年『ライオン・ブルー』で第31回山本周五郎賞候補、2019年『雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール』で第72回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)候補、2020年『スワン』で第41回吉川英治文学新人賞受賞、同作は第73回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)も受賞し、第162回直木賞候補ともなった。2021年『おれたちの歌をうたえ』で第165回直木賞候補。
他の著書に『ロスト』『蜃気楼の犬』『マトリョーシカ・ブラッド』『バッドビート』『おれたちの歌をうたえ』『素敵な圧迫』『Q』などがある。
![]() | 法廷占拠 爆弾2 呉 勝浩 (著) 史上最悪の爆弾魔が囚われた。 東京地方裁判所、104号法廷。 |
<既刊>
![]() | 爆弾 呉 勝浩 (著) ★★★祝・W1位!!★★★ ◎第167回直木賞候補作◎ 東京、炎上。正義は、守れるのか。 些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。 【業界、震撼!】 この作家は自身の最高傑作をどこまで更新してゆくのだろうか。 登場人物の個々の物語であると同時に、正体の見えない集団というもののありようを描いた力作だ。 この作品を読むことで自分の悪意の総量がわかってしまう。 爆風に備えよ。呉勝浩が正義を吹き飛ばす。 自分はどちらの「誰か」になるのだろう。 |
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