薬丸岳さん〈孤独な弁護士と人殺しの罪を背負う男に芽生える友情〉『籠の中のふたり』が刊行
『友罪』や『Aではない君と』など社会派ミステリーのヒット作を手掛けてきた薬丸岳さんが孤独な弁護士と人殺しの罪を背負う男に芽生える友情を描いた『籠の中のふたり』が双葉社より刊行されました。
著書25作目、著者史上もっともハートフルな友情ミステリーにして、著者が自著で一番好きな作品
父親を亡くしたばかりの弁護士・村瀬快彦と傷害致死事件を起こした蓮見亮介。2人の友情と残酷な運命を本作で描いています。
少年犯罪のその後を描き、生田斗真さんと瑛太さんのW主演で映画化もされた大ヒット作『友罪』から11年、友情ミステリーの最高傑作が誕生しました。
本作は主人公・快彦と亮介の交流をハートフルに描き、二人が背負わなければならなかった「過去」の謎に迫ります。そして、すべてを知った二人に芽生える友情……落涙必至の結末が待っています。
著者の薬丸さんも本作を振り返り、「ずっと描きたかった友情の物語です。自著で一番好きな作品となりました。ひとりでも多くの方々に届いてほしい物語です!」とコメントを寄せています。
<本屋大賞受賞作家お二人の絶賛コメント>
◆湊かなえさん
「傷つけるのも、傷つけられるのも怖くて、心にバリアをはる。だけど、バリアは優しさも跳ね返す。薬丸さんの温かいまなざしは、もっと人を信じて、歩み寄ってもいいのだと教えてくれる」
◆町田そのこさん
「共に生きるひとがいれば、希望は失われない。あなたのしあわせを願う感情は、愛だけではない。友情もだ。そう叫んでいる物語だ」
【あらすじ】
父親を亡くしたばかりの弁護士・村瀬快彦は傷害致死事件を起こした従兄弟の蓮見亮介の身元引受人となり、釈放後に二人は川越の家で暮らし始める。小学6年生のときに母親が自殺し、それ以来、他人と深く関わるのを避けてきた快彦だったが、明るい亮介と交流することで成長していく。
だが、ある日、母が父に送った手紙を見つけ、衝撃の事実を知る。母は結婚前に妊娠していたことを快彦に隠していて、その秘密は亮介の傷害致死事件とも繋がっていた。
二人は全ての過去と罪を受け入れ、本当の友達になれるのか。
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著者プロフィール

撮影:鈴木ゴータ
薬丸岳(やくまる・がく)さんは、1969年生まれ、兵庫県出身。2005年『天使のナイフ』で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2016年『Aではない君と』で第37回吉川英治文学新人賞を受賞。
著書に刑事・夏目信人シリーズ『刑事のまなざし』『その鏡は嘘をつく』『刑事の約束』のほか、『友罪』『ブレイクニュース』『罪の境界』『最後の祈り』『刑事弁護人』などがある。
![]() | 籠の中のふたり 薬丸 岳 (著) 弁護士・村瀬快彦は傷害致死事件を起こした従兄弟の蓮見亮介の身元引受人となり、釈放後に二人は暮らし始める。小学6年生のときに母親が自殺し、それ以来、他人と深く関わるのを避けてきた快彦だったが、明るい亮介と交流することで人として成長していく。 |
![]() | 籠の中のふたり 【無料お試し版】 薬丸岳 (著) すべてを許したい。 孤独な弁護士と人殺しの罪を背負う男。残酷な運命と過ちを知り、それでも友達でいたいと思う。二人は「過去」という「籠」から羽ばたけるのか。 |
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