【第22回開高健ノンフィクション賞】窪田新之助さん「対馬の海に沈む」が受賞
集英社は、未発表のノンフィクションを対象とする公募の文学賞「第22回開高健ノンフィクション賞」の受賞作品を発表しました。
第22回開高健ノンフィクション賞が決定!
第22回開高健ノンフィクション賞の受賞作品が、次のとおり決定しました。
<第22回開高健ノンフィクション賞 受賞作品>
窪田新之助(くぼた・しんのすけ)さん
「対馬の海に沈む」
受賞者の窪田新之助さんは、農業ジャーナリスト。1978年生まれ、福岡県北九州市出身。2004年に明治大学文学部卒業後、日本農業新聞に入社。以後、記者として8年間、農業政策、農業ビジネス、農村社会の現場をレポート。2012年に退社し、フリーランスとして食と農の取材を続けます。著書に『GDP4%の日本農業は自動車産業を超える』『本当は明るいコメ農業の未来』『日本発「ロボットAI農業」の凄い未来』『データ農業が日本を救う』『農協の闇(くらやみ)』、山口亮子さんとの共著『誰が農業を殺すのか』『人口減少時代の農業と食』など。今回の受賞作は長崎県対馬市の対馬農業協同組合(JA対馬)を舞台にした共済金不正流用問題を題材とした作品。
審査委員は、加藤陽子さん、姜尚中さん、藤沢周さん、堀川惠子さん、森達也さん。
受賞作品のあらすじなど詳細は、https://shuppan-4sho.shueisha.co.jp/award.html?4-22 をご覧ください。
開高健ノンフィクション賞について
開高健ノンフィクション賞は、日本のノンフィクション文学に大きな足跡を残した作家・開高健さんを記念して創設された公募の文学賞です。集英社と一橋綜合財団が主催し、受賞者には賞金300万円(単行本化の際は別途印税)が贈られます。
従来の枠にとらわれない、広いジャンル、自由なものの見方・方法によるノンフィクション作品を募っています。
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