山田尚子監督オリジナル長編アニメ映画「きみの色」を佐野晶さんがノベライズ
2024年8月30日(金)から全国で公開される山田尚子監督の完全オリジナル長編アニメーション映画「きみの色」を佐野晶さんがノベライズした『小説 きみの色』(原作:「きみの色」製作委員会)が宝島社より刊行されました。
思春期の自立、葛藤、恋模様などを描いた青春群像物語!
映画「きみの色」は、興行収入19億円の大ヒットとなり、社会現象を巻き起こした「映画けいおん!」(2011年)や、第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞のほか、国内外問わず高い評価を受けている「映画 聲の形」(2016年)などの監督を務める山田尚子さんの最新作です。
子どものころから人が「色」で見える主人公を軸に、思春期のキャラクターたちの自立、葛藤、恋模様などが美しい映像で描かれた青春群像物語となっています。
映画では、それぞれの解釈や余韻を楽しめるよう、あえて心情を描き切っていない部分もあるのに対し、ノベライズ版ではそれらをあえて描き切り、リアルな人物情景で解像度の高いキャラクター達を楽しむことができます。
【あらすじ】
高校生のトツ子は、人が「色」で見える。そんなトツ子は、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみと、街の片隅にある古書店で出会った音楽好きの少年・ルイとバンドを組むことに。トツ子をはじめ、それぞれが誰にも言えない悩みを抱えていた……。
バンドの練習場所は、離島の古教会。音楽で心を通わせていく三人のあいだに、友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める。まわりに合わせ過ぎたり、ひとりで傷ついたり、自分を偽ったり――やがて訪れる学園祭、そして初めてのライブ。会場に集まった観客の前で見せた三人の「色」とは。
著者プロフィール
■佐野晶(さの・あきら)さん
東京都出身。会社勤務を経て映画ライターに。『そして父になる』『怪物』(ともに宝島社文庫)などのノベライズ作品を手がける。2019年『ゴースト アンド ポリス GAP』で警察小説大賞を受賞し、小説家デビュー。近著に『毒警官』。
■監督:山田尚子(やまだ・なおこ)さん
2009年テレビアニメ「けいおん!」の監督に抜擢されデビュー。2011年「映画 けいおん!」にて長編映画初監督を務め、小規模公開にもかかわらず興行収入19億円を突破。第35回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞に輝く。2016年には長編映画監督3作目となる「映画 聲の形」が累計動員177万人、興行収入23億円を突破する大ヒットを記録。同作は第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞のほか、アヌシー国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門入選をを果たした。
■脚本:吉田玲子(よしだ・れいこ)さん
1992年NHK創作ラジオドラマコンクールに入選し、脚本家デビュー。1998年テレビアニメ「おじゃる丸」、1999年「おジャ魔女どれみ」シリーズなどに参加し高い評価を受ける。2002年に映画「猫の恩返し」、2009年にテレビアニメ「けいおん!」などに携わり、2014年には東京アニメアワードのアニメオブザイヤー部門において脚本・オリジナル原作賞を受賞。さらに、2017年、2021年、2023年にも同賞を受賞。近年は「映画 聲の形」(2016年)、テレビアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」(2018年)などを手掛けた。
映画「きみの色」について 〔敬称略〕
■劇場公開日:2024年8月30日(金)
■監督:山田尚子
■脚本:吉田玲子
■音楽・音楽監督:牛尾憲輔
■キャラクターデザイン・作画監督:小島崇史
■キャラクターデザイン原案:ダイスケリチャード
■主題歌:Mr.Children「in the pocket」
■配給:東宝
![]() | 小説 きみの色 (宝島社文庫) 佐野 晶 (著), 「きみの色」製作委員会 (原著) 思春期の少女たちが向き合う自立と葛藤、恋模様を『映画けいおん』、『映画 聲の形』「平家物語』などの山田尚子監督が描く青春群像物語。 |
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