結城真一郎さん2年ぶりの新刊『難問の多い料理店』が刊行

結城真一郎さん著『難問の多い料理店』(集英社)
『#真相をお話しします』(新潮社)で大ブレイクした結城真一郎さんによる2年ぶりの新刊『難問の多い料理店』が集英社より刊行されました。
結城真一郎さんが2年ぶりに仕掛ける、笑いあり、驚きあり、そして怖さあり……の摩訶不思議な本格ミステリ!
【あらすじ】
ビーバーイーツ配達員として日銭を稼ぐ大学生の「僕」は、注文を受けて向かった怪しげなレストランで、オーナーシェフと出会う。
彼は虚空のような暗い瞳で、「お願いがあるんだけど。報酬は1万円」と、嘘みたいな儲け話を提案し、あろうことか僕はそれに乗ってしまった。
そうして多額の報酬を貰っているうちに、僕はあることに気づく。
どうやらこの店は「ある手法」で探偵業も担っているらしい、と。
不自然な焼死体が出たアパート火災、空室に届き続ける置き配、謎の言葉を残して捕まった空き巣犯、なぜか指が2本欠損した状態の轢死体……。オーナーは、配達員に情報を運ばせることで、どんな謎も華麗に解いてしまう。
そして、配達員にこう伝えるのだ。
――「口外したら、命はない」と。
待ち受ける衝撃のラストに震えずにはいられない、全6編の本格ミステリ連作短編集。
著者プロフィール
結城真一郎(ゆうき・しんいちろう)さんは、1991年生まれ、神奈川県出身。東京大学法学部卒業。2018年「名もなき星の哀歌」(応募時のタイトル「スターダスト・ナイト」を改題)で第5回新潮ミステリー大賞を受賞してデビュー。
2021年「#拡散希望」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。「#拡散希望」を収録した『#真相をお話しします』で、2023年本屋大賞ノミネート。
その他の著書に『プロジェクト・インソムニア』『救国ゲーム』がある。
![]() | 難問の多い料理店 結城 真一郎 (著) 『#真相をお話しします』で大ブレイクした結城真一郎が仕掛ける、 |
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