【第34回鮎川哲也賞】山口未桜さん「禁忌の子」が受賞

東京創元社は長編ミステリを公募する新人文学賞「第34回鮎川哲也賞」の選考結果を発表しました。
第34回鮎川哲也賞が決定!
第34回鮎川哲也賞には216作品の応募があり、1次選考、2次選考を経て4作品が最終候補作となっていました。4月2日の最終選考会では、選考委員の青崎有吾さん、東川篤哉さん、麻耶雄嵩さんによって選考が行われ、最終結果が決定しました。
<第34回鮎川哲也賞 受賞作品>
山口未桜(やまぐち・みお)さん
「禁忌の子」
受賞者の山口未桜さんは、1987年生まれ、兵庫県出身。大阪府在住。神戸大学卒業。現在は医師。
選考経過等の詳細は、10月刊行予定の『紙魚の手帖』vol.19に掲載されます。また、受賞作「禁忌の子」は10月に刊行予定です。
なお、最終候補作は以下の5作品でした。
【最終候補作】
◎佐渡翔さん 「阿弥陀堂の殺人」
◎夜来風音さん「琥珀色の告白」
◎山口未桜さん「禁忌の子」
◎綺馬優月さん「深刻な幽霊不足」
鮎川哲也賞について
鮎川哲也賞は、東京創元社が主催し、「創意と情熱溢れる鮮烈な推理長編」を公募する新人文学賞です。正賞はコナン・ドイル像、賞金は「印税全額」となっています。受賞作は10月に東京創元社より刊行されます。
なお、第1回(平成2年度)の芦辺拓さん以来、石川真介、加納朋子、近藤史恵、愛川晶、北森鴻、満坂太郎、谺健二、飛鳥部勝則、門前典之、後藤均、森谷明子、神津慶次朗、岸田るり子、麻見和史、山口芳宏、七河迦南、相沢沙呼、安萬純一、月原渉、山田彩人、青崎有吾、市川哲也、内山純、市川憂人、今村昌弘、川澄浩平、方丈貴恵、千田理緒、岡本好貴の各氏をはじめ、 これまで斯界に新鮮な人材を輩出しています。
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