世界初!? 大前粟生さん〈“ピン芸人”が主人公〉の小説『ピン芸人、高崎犬彦』が刊行
大前粟生さんによる“ピン芸人”を主人公に据えた新作小説『ピン芸人、高崎犬彦』が太田出版より刊行されました。
Aマッソ・加納愛子さんの紹介(『アメトーーク!!』)によって業界の話題をさらった『おもろい以外いらんねん』に続く、大前粟生さんによる「芸人本」の最新作です。
「ピン芸人には夢はない」……のか? 世界初 “ピン芸人” 小説!
『ピン芸人、高崎犬彦』は、これまで描かれることの少なかった“ピン芸人”にフォーカスをあてた意欲作です。主人公・高崎犬彦とそのライバル・安西煮転がしの約20年もの人生を追いかけることで、芸人にまとわりつく「売れること」と「消費のされやすさ」の葛藤を描きます。
「本気でネタを見てくれてる人って、売れれば売れるほど少なくなっていくんか?
売れるほど芸人らしくなくなっていくんか?
せやったら、売れるってなに?
僕は、僕らは、なんのために芸人しとるん?」
――『ピン芸人、高崎犬彦』本文より
装画は高橋あゆみさん、装幀は吉岡秀典さん・及川まどかさん(セプテンバーカウボーイ)が担当。また、帯にはお笑いコンビ、ヤーレンズの出井隼之介さんが推薦コメントを寄せています。
「芸人は“人生張った最高の地獄”!」
――『ピン芸人、高崎犬彦』帯より出井隼之介さんコメント
著者プロフィール
大前粟生(おおまえ・あお)さんは、1992年11月28日生まれ、兵庫県出身。2016年に短編「彼女をバスタブにいれて燃やす」でデビュー。2020年に刊行した『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』が映画化、2021年『おもろい以外いらんねん』で織田作之助賞最終候補。
著書に『きみだからさびしい』『死んでいる私と、私みたいな人たちの声』、初の児童書『まるみちゃんとうさぎくん』(装画・挿絵:板垣巴留さん)など。近著に『チワワ・シンドローム』、短編「まぶしさと悪意」収録のアンソロジー『噓があふれた世界で』。
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