名探偵ポアロやミス・マープルの物語に登場する英国菓子を解説!『イギリスのお菓子と本と旅 アガサ・クリスティーの食卓』が刊行
名探偵ポアロやミス・マープルの物語に登場する英国菓子を解説する、北野佐久子さん著『イギリスのお菓子と本と旅 アガサ・クリスティーの食卓』が二見書房より刊行されました。
スコーン、プディング、ビクトリア・スポンジ、ロックバンズ……食を通して、クリスティー作品をより深く味わう。
本書は、名探偵ポアロやミス・マープル、トミー&タペンスなどの物語に登場するお菓子をはじめとする、イギリスの食文化を解説する一冊です。
2019年に刊行されロングセラーとなっている『イギリスのお菓子とごちそう アガサ・クリスティーの食卓』の第2弾で、長編から短編までクリスティーの43作品を取り上げています。
ポアロが食べる焼きリンゴのカスタード添え、クリスティー自身も好物だったロックバンズ、事件の捜査に使われるコーヒーケーキ、ミス・マープルがバーゲンセールの休憩に食べるアップルタルトなど、紹介するのはイギリスの家庭やティールームでおなじみのメニューばかり。著者がイギリスで暮らし、習ったレシピも掲載されています。
本書の目次より
真夜中のココア 『スタイルズ荘の怪事件』
スコーンとゆで卵のランチ 『三幕の殺人』
英国のビールはぬるい 『五匹の子豚』
百年愛されるバースバン 『第三の女』
クリームと草イチゴ 『白昼の悪魔』
なつかしいロックバンズ 『メソポタミヤの殺人』
二本のスプーンとビスケット 『雲をつかむ死』
コーヒーケーキのレシピ 『シタフォードの秘密』
骨董道具“シュガー・カッター” 『マギンティ夫人は死んだ』
栗のお菓子とプラムケーキ 『蒼ざめた馬』
ソーホーとババ・オ・ラム 『エッジウェア卿の死』
カボチャと焼きリンゴ 『ヘラクレスの冒険』
変わり者のグーズベリーパイ 『もの言えぬ証人』
ヨモギギクのお茶 「死のひそむ家」
ピンク・ジンとねずの木 「砂にかかれた三角形」
塩漬け豚とほうれん草 「奇妙な冗談」
ABCショップのチーズケーキ 「サニングデールの謎」
コールド・パイの楽しみ 『秘密機関』
思い出のジンジャー・プディング 『未完の肖像』
デヴォン名物のサイダー 『ビッグ4』
鴨の丸焼きとジギタリス 「毒草」
さくらんぼをのせたケーキ 『蜘蛛の巣』
英国最古の香水・ラベンダー水 『茶色の服の男』
肉料理のつけ合わせ 『牧師館の殺人』
ピクニックの楽しみ 『なぜエヴァンスに頼まなかったのか』
オートミールの粥 『コーンウォールの殺人事件』
芽キャベツとマンドレーク 『カーテン』
イギリスの国民的果物リンゴ 『カリブの秘密』
ジャガイモの保存法 「牧師の娘」
幽霊館のビクトリア・スポンジ 「ランプ」
焼いた干しブドウとクリスマス 『ポアロのクリスマス』
庭園巡りとチョコレート・ケーキ 『復讐の女神』 他
著者プロフィール
北野佐久子(きたの・さくこ)さんは、東京都出身。立教大学英米文学科卒業。
児童文学は立教大学名誉教授・吉田新一さんに師事。今田美奈子お菓子教室製菓コース師範資格。
日本人初の英国ハーブソサエティーの会員となり、研究のために渡英。結婚後は4年間を英国・ウィンブルドンで暮らす。児童文学、ハーブ、お菓子を中心に執筆、講座を行うなど、イギリス文化を紹介している。NHK文化センターの講座を長年数多く担当。
英国ハーブソサエティー終身会員。ビアトリクス・ポターソサエティー会員。
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