宮島未奈さん『成瀬は天下を取りにいく』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2023」小説部門で1位を獲得
宮島未奈さんの青春小説『成瀬は天下を取りにいく』が、KADOKAWAが発行する『ダ・ヴィンチ』2024年1月号(12月6日発売)の特集「BOOK OF THE YEAR 2023」で、小説ランキング第1位に選ばれました。本書は、既に「静岡書店大賞」大賞にも選ばれており、立て続けの受賞となりました。
発売半年で10万部突破の快挙を成し遂げた話題の青春小説が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2023」小説ランキング1位に輝く!
『成瀬は天下を取りにいく』は、第20回「女による女のためのR-18文学賞」で史上初のトリプル受賞(大賞、読者賞、友近賞)した「ありがとう西武大津店」を含む連作短編集。ゲラの段階で西川貴教さん、東村アキコさん、石田衣良さんなど12人もの著名人から推薦コメントが寄せられるなど、話題沸騰。発売から僅か半年で10万部突破するという異例の快挙を成し遂げました。
「静岡書店大賞」小説部門でも大賞を受賞しており、今回の「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2023」の1位選出と合わせて「五冠」になります。
宮島さんのインタビューのほか、詳細は雑誌『ダ・ヴィンチ』2024年1月号に掲載中です。
<著者・宮島未奈さんからのコメント>
昨年の『ダ・ヴィンチ』1月号に隠し球として載っただけでもうれしかったのに、まさかその一年後、「BOOK OF THE YEAR」の小説部門1位に輝くなんて想像もしていませんでした。
投票してくださった皆さまに感謝申し上げます。
来年の1月には続編の『成瀬は信じた道をいく』の刊行が控えています。
引き続き成瀬あかりをよろしくお願いします。
『成瀬は天下を取りにいく』あらすじ
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。
M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。日々全力で我が道を突き進む成瀬から、きっと誰もが目を離せない。
発売前から超話題沸騰! 圧巻のデビュー作にして、いまだかつてない青春小説。
なお、印象的なカバーイラストを描いたのは、福岡を拠点に活動している人気イラストレーター・ざしきわらしさんです。
著者プロフィール
宮島未奈(みやじま・みな)さんは、1983年生まれ、静岡県富士市出身。滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒業。2018年「二位の君」で第196回コバルト短編小説新人賞を受賞(宮島ムー名義)。2021年「ありがとう西武大津店」で第20回「女による女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。同作を含む本書がデビュー作。
成瀬は天下を取りにいく 宮島 未奈 (著) |
ダ・ヴィンチ 2024年1月号
BOOK OF THE YEAR 2023 表紙★神木隆之介 ●特集 ◎小説ランキングTOP30 ●インタビュー&対談 ●[令和版]解体全書 ●作家生活15周年作品『人間標本』刊行記念対談 ●解体全書年末拡大版! ●各出版社が放つとっておきの3冊 |
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