朝井リョウさん『正欲』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2023」文庫部門で第1位を獲得
累計部数50万部突破のベストセラー、朝井リョウさん著『正欲』(新潮文庫)が、KADOKAWAが発行する『ダ・ヴィンチ』2024年1月号(12月6日発売)の特集「BOOK OF THE YEAR 2023」の文庫部門で第1位に選ばれました。
2021年の小説部門で第2位『正欲』が文庫部門で1位を獲得!
稲垣吾郎さん、新垣結衣さん出演映画が公開中で話題の朝井リョウ『正欲』が、「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2023」文庫部門第1位に選ばれました。2021年の小説部門で第2位を獲得したことに引き続いての快挙です。「読む前の自分には戻れない」と話題沸騰の本作が今なお読者の注目を集めています。
ある人物の死をきっかけに、まったく違う境遇だった人生が重なり始める。だがその繋がりは、”多様性を尊重する時代"にとって不都合なものだった――。
2021年に第34回柴田錬三郎賞を受賞。読者や書店員からも熱い支持を受け、2022年本屋大賞第4位に選ばれた本書の文庫版は、現在映画のメインビジュアルカバーとなって展開中です。
【『正欲』あらすじ】
自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな――。
息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。
だがその繋がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、ひどく不都合なものだった。
読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。
著者プロフィール
朝井リョウ(あさい・りょう)さんは、1989年生まれ、岐阜県出身。2009年『桐島、部活やめるってよ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。
2011年『チア男子!!』で高校生が選ぶ天竜文学賞を受賞。2013年『何者』で直木賞を男性作家として戦後最年少で受賞。2014年『世界地図の下書き』で坪田譲治文学、2021年『正欲』で柴田錬三郎賞を受賞。
ほかの著書に『どうしても生きてる』『死にがいを求めて生きているの』『スター』などがある。
正欲 (新潮文庫) 朝井 リョウ (著) |
ダ・ヴィンチ 2024年1月号
BOOK OF THE YEAR 2023 表紙★神木隆之介 ●特集 ◎小説ランキングTOP30 ●インタビュー&対談 ●[令和版]解体全書 ●作家生活15周年作品『人間標本』刊行記念対談 ●解体全書年末拡大版! ●各出版社が放つとっておきの3冊 |
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