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28万部突破『くもをさがす』西加奈子さんが「世界一受けたい授業 2時間SP」に出演

今年4月に刊行された、西加奈子さん初のノンフィクション『くもをさがす』(河出書房新社)が8月25日出来の重版で累計発行部数28万部を突破しました。

また、9月2日(土)放送の「世界一受けたい授業 2時間SP」(日本テレビ系)への初出演も決定。『くもをさがす』に描かれたカナダでの治療の日々、その間に得た気づき、抱いた思いを西さん自らが語る「特別授業」です。

 

本書を各所で絶賛した、お笑い芸人・ヒコロヒーさんとの共演が実現!

西加奈子さん「世界一受けたい授業」収録時

西加奈子さん「世界一受けたい授業」収録時

番組では『くもをさがす』を発売前から絶賛し、推薦コメントを寄せた、お笑い芸人・ヒコロヒーさんとの共演もついに実現。

ヒコロヒーさんは「アメトーーク! 本屋で読書芸人」(テレビ朝日系、2023年4月20日放送)出演時、本書を「ここ1、2年で読んだ本で、群を抜いて!!(おもしろかった)」と絶賛。「病気になったからって、あなたが奪われてもいいものなんて一つもない」と本書に込められたメッセージを紹介し、その後も、毎日新聞へ書評を寄稿するなど、『くもをさがす』を熱烈に推すおひとりです。

 
8月26日(月)に公開された番組公式動画、次回予告では、授業タイトル「『くもをさがす』から学ぶ 乳がんになってわかった自分との向き合い方」と銘打ち、番組内で語られた西さんのメッセージ、再現VTRの一部がご覧になれます。

 
【YouTube日テレ公式チャンネル「世界一受けたい授業 9/2放送予告」より】

 

 
笑いあり涙ありのスタジオトーク、カナダでの治療の様子を忠実に描いた再現VTRも必見です。

 
〈「世界一受けたい授業 2時間SP」番組情報〉 ※敬称略

◇昭和・平成・令和のヒットソング! 作詞家・松本隆先生に学ぶ! 心に響く歌詞
◇「くもをさがす」から学ぶ! 乳がんになってわかった自分との向き合い方
◇ディズニーミュージカルも多数! 劇団四季の上演回数トップ7!

■放送日時:2023年9月2日(土)19:00~20:54

■出演者
◎校長先生:堺正章
◎教頭先生:上田晋也(くりぃむしちゅー)
◎学級委員長:有田哲平(くりぃむしちゅー)
◎ゲスト:あの、神田愛花、国本梨紗、佐藤栞里、TAKAHIRO(EXILE)、中山美穂、ヒコロヒー、森富美

★番組HP:https://www.ntv.co.jp/sekaju/

 

『くもをさがす』特設サイトも公開中

『くもをさがす』特設サイトでは、ジェーン・スーさん(コラムニスト)、金原ひとみさん(作家)、ヒコロヒーさん(お笑い芸人)、高尾美穂さん(産婦人科医)さんからの推薦コメント、全国書店員からの感想、メッセージ、また、本書冒頭部分が読める「試し読み」がご覧になれます。

 
★『くもをさがす』特設サイト:https://www.kawade.co.jp/kumosaga/

★Twitter:https://twitter.com/kumosaga
★Instagram:https://www.instagram.com/kumosaga/

 

著者プロフィール

西加奈子(にし・かなこ)さんは、1977年、イラン・テヘラン生まれ。エジプト・カイロ、大阪で育つ。2004年に『あおい』でデビュー。

2007年『通天閣』で織田作之助賞、2013年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、2015年『サラバ!』で直木賞を受賞。ほか著書に『さくら』『円卓』『漁港の肉子ちゃん』『ふる』『i』『おまじない』『夜が明ける』など。

2019年12月から語学留学のため、家族と猫と共にカナダに滞在。現在は東京在住。

 

くもをさがす
西 加奈子 (著)

カナダでがんになった。
あなたに、これを読んでほしいと思った。

これは、たったひとりの「あなた」への物語――
祈りと決意に満ちた、西加奈子初のノンフィクション

『くもをさがす』は、2021年コロナ禍の最中、滞在先のカナダで浸潤性乳管がんを宣告された著者が、乳がん発覚から治療を終えるまでの約8ヶ月間を克明に描いたノンフィクション作品。
カナダでの闘病中に抱いた病、治療への恐怖と絶望、家族や友人たちへの溢れる思いと、時折訪れる幸福と歓喜の瞬間――。
切なく、時に可笑しい、「あなた」に向けて綴られた、誰もが心を揺さぶられる傑作です。

● 『くもをさがす』へ寄せられた声

思い通りにならないことと、幸せでいることは同時に成り立つと改めて教わったよう。
――ジェーン・スーさん(コラムニスト)

読みながらずっと泣きそうで、でも一滴も泣かなかった。そこにはあまりにもまっすぐな精神と肉体と視線があって、私はその神々しさにただ圧倒され続けていた。
西さんの生きる世界に生きているだけで、彼女と出会う前から、私はずっと救われていたに違いない。
――金原ひとみさん(作家)

剥き出しなのにつややかで、奪われているわけじゃなくて与えられているものを知らせてくれて、眩しかったです。関西弁のカナダ人たちも最高でした。
――ヒコロヒーさん(お笑い芸人)

読み終わり、静かに本を閉じても心がわさわさと迷う。
がんの闘病記という枠にはとてもおさまらず、目指す先はまったく別にあることに気づかされた一冊。幸せいっぱいのときに、それを失う恐怖心が同時に存在するパラドックスに気づくと、上手くいったとしてもイマイチでも、自分なりに納得できる瞬間の積み重ねが人生なのだとあらためて知る。
――高尾美穂さん(産婦人科医)

●『くもをさがす』読者は必読!
西加奈子の掌編「Crazy In Love」
(『私小説』金原ひとみ編著/河出書房新社刊 収録)
「Crazy In Love」は、「文藝」2022年秋季号、金原ひとみ責任編集「私小説」特集へ寄稿された、『くもをさがす』でも特に印象に残るエピソードを基に描かれた、切実さとユーモアが入り混じる掌編小説です。
同特集を新たに編み直し、2023年2月に刊行された単行本『私小説』収録の本作は『くもをさがす』読者必読です!

題字・イラスト:著者
装丁:鈴木成一

 
【関連】
西加奈子『くもをさがす』特設サイト|河出書房新社

 


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